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“死”を前向きに!?「葬送準備ケア」とは?

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“死”を前向きに!?「葬送準備ケア」とは?
みなさんは葬送準備ケアという言葉をご存知でしょうか?

文字通り、亡くなる方をお送りする準備をサポートすることですが、具体的にどのようなことを行うのでしょう。

今回はそんな葬送準備ケアについて専門家に解説していただきました。

■ 死ぬ前にオリジナル棺桶を作成?

実はこのケア、そのような名称はついていませんでしたが、かなり以前から行われてきました。

例えば、「公益社団法人 認知症の人と家族の会」のある支部の代表者は、自分の親が認知症となり、苦しみながらも在宅介護を続けていく中で、最終的には死へ向かっていく親のために、まだ亡くなっていない内からオリジナルの棺桶を作ったそうです。

この話のすごいところは、自分たち家族と業者だけで話を進めていくのではなく、認知症の親と交流が深かった近所の人達と、昔を振り返って思い出話に華を咲かせながら出てきた話題から、オリジナル棺桶の作成まで至ったところかもしれません。

もちろん、その時はまだ亡くなってはいません。それでも、生きている内に、例え色々がハッキリと判らなくなってしまったとしても、その人の顔を見ながら思い出話で酒を飲み、避けられない死に対して穏やかな気持ちで臨めるように家族やご近所が一緒になってケアを行っていく姿に、感動を覚えます。

■ その人らしい最期を演出できる!

葬送準備ケアでうたわれていることは、今までなら亡くなってから家族が選んで棺桶に入れていた本人になじみ深いものなどを事前に選んでおくことであったり、本人だけではなく家族に対し、死を受け入れていく過程の中で生じる様々な問題に対しサポートしていくことなどです。

しかし、このケアで一番大切なことは、まだ亡くなっていないうちに本人・家族・支援者がコミュニケーションを深め、その人らしい最期を演出していくことかもしれません。

日本は、葬儀に膨大な費用をかける傾向のある国です。

しかし、亡くなってからの状態について色々な信仰があるにしても、本人が生きているうちに本人にとって出来る限りのことを行うことについて、反対する人はあまりいないでしょう。

■ 専門家からのアドバイス

高齢者の仕事についていると、ほとんどの高齢者がある程度死を覚悟しています。タブーのようにいわれてきたこの話題は、実は高齢者にとって一番身近な問題なのだと気づかされます。

だとしたら、せっかく自分が今まで一生懸命働き、貯めてきたお金などの資産を、自分のために使うこと、それを葬送準備ケアの根底としてプロデュースしていくのも、間違っていないのではないでしょうか。

どれだけ、その人らしい死を迎えることが出来るのか、皆で一緒に考えて、準備をして、その時を迎えること、それが葬送準備ケアの真髄であり、喜びと言えるかもしれません。

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