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[大渕愛子さんインタビュー第1回] 将来がんになるかも?検診で「子宮頚部高度異形成」が発覚、手術を決意

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昨年末、子宮頸がん検診で「子宮頚部高度異形成」が発覚し、がん予防のための切除手術を受けた大渕愛子さん。昨年3月26日に第一子を出産し、弁護士業のほか、テレビ出演や講演など多忙な日々を送る中で、母親として今思うこととは?

 

検診で「子宮頚部高度異形成」が発覚!幼い子どものためにも手術を決意

「子宮頚部高度異形成」が発覚したきっかけは健康診断です。何気なく受けた子宮頸がん検診で「要精密検査」になったんですね。それで詳しく検査してもらったら、まだがんではないけれど、将来的にがんになる可能性がある細胞があるということで、「切りますか?」と医者から選択を迫られたんです。

※子宮頚部高度異形成

子宮頸がんの前段階で、正常な細胞が変化した状態。自覚症状はない場合がほとんどで、子宮頸がん検診で発見されることが多い病気。

すぐに切除せずにこのまま経過をみるという選択肢もありました。でも、もしも私ががんになってしまったらと考えると、子どもの顔が一番に浮かんできて…。やはり子どももまだ小さいですし、夫とも相談して1週間くらいじっくり考えてから手術を受けた方がいいと決断しました。 

今までの私だったら、今後がんになる可能性がそもそも低いなら、まあ大丈夫だろうと楽観的に考えていたと思うんですが、子どもが生まれてからは常に万が一のことを考えるようになっていたんですね。

手術が終わった後は、喉や腰がすごく痛くて、しばらく寝たきりでした。入院中は、夫のお母さんが泊まり込みで子どもの面倒を見てくれたので安心でしたが、子どもに会いたくてしょうがなかったです。食い入るように写真や動画を眺めて気を紛らわせてました。全部この子のため。この子のためだったらなんだって乗り越えられるという思いで、術後の痛みに耐えていました。

自覚症状が全くなかったので、今回のことは検診を受けていなければ絶対にわからなかったと思います。私は9月に乳がんの手術をされた北斗晶さんの影響もかなり受けていて、検診していてもなお見逃してしまうこともあるがんの恐ろしさをしみじみと思います。それでも、後悔しないためにも検診は本当に大切。できる限りこまめに受けておきたいですよね。

 

産後、仕事の遅れを取り戻そうと頑張りすぎた日々

産後の仕事復帰はかなり早かったと思います。自宅でできる範囲の弁護士業務はずっと継続していましたし、産後1ヶ月ちょっとでテレビ収録にも復帰させていただきました。その頃は、出産で穴を開けてしまった仕事を埋めなきゃという焦りがあったんですね。夫が育休を取ってくれたこともあって、子どもは夫に任せて自分は仕事をするのが役割だと思って張り切っていたんです。

でも、復帰後はじめの2ヶ月くらいはテンションも高くなっていて、日々の業務も気力だけで乗り越えていたんですが、予想以上に体力も奪われていたみたいで…。8月、9月頃にはかなり体調が悪くなってしまったんです。疲れが表に出てくるのって、出産直後よりもちょっと経ってからなんですね。

一日中仕事して、家に帰っても一晩中抱っこしたりしてて、気づけばほとんど休んでいませんでした。私が帰宅すると目をキラキラさせて喜んでくれる子どもの顔を見るたびに切なくなって、仕事の間寂しい思いをさせてしまった分、家ではできるだけ関わってあげたくてつい無理してしまうんですね。

その頃から、疲れた時などにくらんくらんと眩暈がするようになりました。産後に初めて出てきた症状で、今までの感覚になかったことなのでびっくりしました。出産で体力も免疫も弱ってるところに、頑張りすぎたツケがどんどん溜まっていったんだと思います。

 

仕事と育児の両立は生半可なことじゃない!実際に経験してみてわかったこと

そんなことも重なって、仕事と育児の両立って本当に大変なことだなとつくづく感じています。産前は、私は仕事も育児も当然両立できるはずっていう妙な自信があったんです。女性の社会進出が叫ばれている今の時代、出産のために働く機会を失うという日本の現状を変えていかなきゃいけないと思ってたんですよ。私も今の時代を生きる母の一人として、仕事も育児も両立させなきゃという気負いがありました。それができなかったら、女性の社会進出とか、世の中が言ってることが嘘になるから、それはおかしいし全部できるはずだって…。でも、現実はちょっと違いましたね。

体力もしんどいし、それまでになかった体のガタが一気に出てくる。それに本能的に母性が湧いてきて、理屈じゃないところで子どもと一緒にいたい思いもすごく強くなってくる。仕事と育児の両立がこんなにも難しいものだったなんて、実際に経験しないとわからなかったです。

もちろん、出産したことで仕事を諦める必要はないし、辞めざるを得ない状況に追い込まれるのは絶対におかしいと思います。子育て中の女性が自分に見合った働き方を柔軟に選択できるような社会環境がもっと整うといいですよね。6時間の時短勤務では負担が大きいという人には、半日出勤とか、週の何日かは自宅作業にするとか、そういう多様なワークスタイルが認められるようになれば、母親も無理なく働き続けられると思います。

私自身も、さすがにもう仕事の量を考えなきゃだめだと思って、今はスケジュールをだいぶ緩やかにさせていただいてます。年末年始は久しぶりにゆっくりと過ごすことができました。

<第二回へ続く>

大渕愛子さん

1977年8月12日生まれ。A型。東京都出身

2001年弁護士登録。東京弁護士会所属。アムール法律事務所の代表弁護士。大手法律事務所での9年間の実務経験を経て、2010年1月に独立。事務所内に「ウーマンズサロン」というカウンセリングルームを設け、男女問題を中心に、女性からの相談を幅広く受けている。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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