シャガールとコクトーのステンドグラスに出会える街、フランス・メッス旧市街
【旅ブログキュレーションメディアHUGLOG(ハグログ)より寄稿】
バーデンバーデンを後にした我々は、パリに戻るべく帰路につく。
途中1泊したのは、モーゼル川とその支流セイユ川の出合うところに在る、ロレーヌ地方の「メッス」という町。
ロレーヌ地域圏(経済圏)の首府であり、モゼル県の県庁所在地・・・だそうだが、晩秋にさしかかろうとしている時季のせいだろうか? 閑散として寂しげな雰囲気が伝わってくる。
町を形成する建物のの多くが、ほのかな黄色味を帯びる石で造られているせいか? 「黄色い町」という印象も得た。
ここメスの中心となるサンテチエンヌ大聖堂は、見事なステンドグラスで有名だそう。
日没後も教会内が点灯していたらしく、外部からもその見事な「様」をうかがい知ることができた。日の短い季節は、こういう楽しみの時間も増えるわけだ。
内部をみてみよう。一見他によくみられる聖堂内と差異がないように感じるが、実は6500㎡。欧州随一のステンドグラスの面積を誇っている。
開口部分のほとんどにステンドグラスが施されている。生憎の曇天の日に訪れたが、鈍い陽光でもそのステンドグラスの存在感は圧巻だ。
もっと陽光のさしこむ日を選べば、また違った光に包まれ印象も変化するのかもしれない。
一部、マルク・シャガールが制作を担ったステンドグラスもある。
メッスにはもう1つステンドグラスで有名な教会がある。とても小さな「サン・マキシマン」という名の教会がそれだ。
こちらは、ジャン・コクトーが担ったステンドグラス。
シャガールとコクトーの作風の違い。大聖堂と町中の小さな教会の違い。そんな対比も楽しめるので、両方訪れることをお奨めする。
[寄稿者:Coemi]
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