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クローンiPhone リアルタイムで24時間LINE監視も

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 流出したLINEのやり取りを週刊文春に公表されたベッキー(31才)とゲスの極み乙女。の川谷絵音(27才)。流出経路として有力視されているのが「クローンiPhone」だ。通常、iPhoneに含まれるアプリや写真、音楽などのデータは、紛失時のために、パソコンにつないで「iTunes」でバックアップ(複製)を作成する。

 機種変更をする場合は新しい端末をパソコンのiTunesに接続し、それまで使用していた旧端末のバックアップデータを取り込む。データを移し替えた後でも、旧端末をそのまま自宅などに放置している人は多い。ここに落し穴があると解説するのはITジャーナリストの三上洋氏だ。

「iPhoneの場合、データを新端末に移し替えた後、旧端末をパソコンのiTunesに接続すれば、新端末と旧端末が“同期”して、2台でまったく同じデータを見ることができるんです。これは通常の機種変更で誰でも行う作業です」

 同期とは、簡単にいえば同じデータを共有すること。機種変更のケースでは、旧端末と新端末のデータがパソコンのiTunesで同期することにより、新旧両端末で同じデータを見ることができる。

「LINEも同様です。少し専門的な話になりますが、まず現在使っているiPhoneをパソコンのiTunesに接続する。この時、『暗号化してバックアップ』という方法でバックアップを作成し、その後、機種変更前の古い端末をiTunesに接続して同期します。

 すると、LINEのやりとりも2台のiPhoneで共有されてしまうんです。新端末の持ち主がどこで誰とLINEをしようとも、旧端末から24時間リアルタイムで“監視”することができます。今回の流出劇も、この手口で行われたものだと推測されます」(前出・三上さん)

 旧端末は回線契約が切れているが、Wi-Fiが使える環境ならLINEは使用できる。川谷に近しい何者かがこの手口でクローンiPhoneを作成し、彼のLINEのやり取りを別の端末で監視、画面を保存して流出させたというわけだ。

 もちろん、他人の端末を利用する場合は起動などで暗証番号が必要なケースも多い。だが4桁の暗証番号は類推しやすく、身近な人間ならば解除することはそれほど難しくない。

 クローンiPhoneを使えば、LINEだけでなく、iTunesに保存してある動画や音楽や写真、インターネットで閲覧したページの履歴を見ることも可能だという。

 第二のベッキー騒動はいつ起きてもおかしくない。実際、今回のLINE流出騒動を受けて、LINE株式会社は22日、「第三者によるLINEアカウントへのアクセス可能性に関する当社の見解について」と題した公式声明を発表。「極めて限定的な状況下にない限り、起こりえません」としつつも、先述のようなクローンiPhoneではLINEが流出する可能性があることを認めた。

 身近な人間に隠し事のできない時代になった。

※女性セブン2016年2月11日号


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