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黒木アナも悩まされたという、胃の手術後に起こる「ダンピング症候群」って?

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ダンピング症候群は胃の病気、主に胃がんなどで胃を切除する手術を受けた人の一部に、術後に起こる嘔吐・脱力感・動悸などの症状です。胃がんのため亡くなった、フリーアナウンサーの黒木奈々さんも、このダンピング症候群に悩まされたそうです。

大きな手術を乗り越えた後に、さらに待ち受けるこのつらいダンピング症候群について、あまり知られていないようです。今回はこのダンピング症候群について、医師に詳しい話を聞いてきました。

なぜダンピング症候群になるの?

なぜこのダンピング症候群が起こるかというと、胃を切除することで胃の幽門、つまり出口部分の「少しずつ小腸に食べ物を送り込む」という機能が失われ、一気に炭水化物が小腸に流れ込むことが原因で起こります。

ダンピング症候群は、食事中や食事が終わってすぐ30分以内に起こる「早期ダンピング症候群」と、食後数時間たってから症状が出て来る「後期ダンピング症候群」の大きく二つに分けられます。

早期ダンピング症候群

胃を切除することによって、以下のようなことが起こります

・胃から分泌される胃液の量が減少

・胃の面積が小さくなり、食べ物を内部に保持する機能が停滞

このことから、炭水化物などの食べ物が胃に入ってくると一部は胃に一時的に溜められることなく、そのまま腸内に送り込まれ、その影響でさまざまな症状があらわれます。

・全身から冷や汗が出る

・めまい

・動悸

・全身倦怠感

・腹痛

・吐き気

・下痢

など

これらの症状が出た場合、横になって安静にすると症状が落ち着くことが多いようです。

後期ダンピング症候群

タイミングとしては、食事をした後2時間程度で、早期ダンピング症候群が起きた後に起こるといわれています。食べ物がそのまま腸内に送り込まれてしまうために血糖が急上昇します。それにより、インスリンと呼ばれる血糖を下げるホルモンが大量に分泌され、反対に低血糖になってしまうことで起こると考えられています。主な症状は低血糖症の症状です。

・頭痛

・発汗

・めまい

・意識消失

など

ダンピング症候群の食事療法

ダンピング症候群には主に食餌療法を行います。

・糖質が低く、タンパク質を豊富に含むものをとる

・水分は控えめにする

・脂肪も適量にする

・一日3食ではなく、少しずつを5~6回に分けてとる

・刺激になる極端に冷たいものはできるだけ摂取しない

・半時間程度は食休みをとる

そのほか、場合によっては薬物療法がとられることもあります。低血糖が主体となる後期ダンピング症候群の場合、場合により症状を緩和するために一時的にブドウ糖などを経口摂取することも勧められます。

医師からのアドバイス

ダンピング症候群に対処するためには食餌療法を徹底することがとても大切です。

一度ダンピング症候群のつらい症状が起こると、「あんな思いをもうしたくない」という気持ちから、食べること自体に恐怖を感じてしまう人もいるようです。しっかり主治医と方針を確認して、出来るだけストレスなく過ごせるようにしていきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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