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日本はナチュラルバース先進国? それとも後進国?

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マイスピでも取り上げられた、『ヒプノバーシング』や、『水中出産』の話題を耳にすると、諸外国では出産は穏やかで愛と喜びに満ちあふれたリッチな出産が行われているのに、日本では未だ痛くて苦しい出産が一般的で、日本はナチュラルバース後進国なのでは!? と思えてしまうかもしれません。
ところが、そうでもない事実があるようです。
 
『エクスプロア北京』によると、2010年の北京市での出産の帝王切開率が51%に達したようです。中国では帝王切開率が46.2%と世界の中でも飛びぬけて高いのですが、実は帝王切開率が高いのは、中国だけではありません。トルコでは42.5%、イタリアやブラジル、韓国では約40%、アメリカやイギリスも約30%なのだそうです。
今日、世界中の帝王切開率がかなり高くなっているのです。
北京市では2人に1人が帝王切開、欧米や韓国でも3人に1人が帝王切開という現実は何を意味するのでしょうか?
北京市の高い帝王切開率の背景には国の晩婚晩育政策、高齢のためのハイリスク出産の増加、生活が豊かになったことで栄養過多により胎児が大きくなり過ぎて産道を通れない等といった理由もあるようですが、若く経験が少ない産科医師が安易に帝王切開を勧める傾向にあることが大きな理由のようです。
ブラジルでは、帝王切開で出産することは、富裕層としての一種のステータスのような感覚があり、病院によっては帝王切開率が80%を超えるところもあるようです。
それに比べると、日本の帝王切開率は約16%と低く、日本のお母さん達の多くは経膣出産ができています。
経膣出産の中には、麻酔を使ったり、陣痛促進剤等の薬物を投与している出産も含まれますが、それでも、帝王切開に比べればナチュラルバースにより近い出産ができていることは、幸運と言えるでしょう。
帝王切開は本来、自然分娩では難しい出産の場合の緊急措置であり、WHO世界保健機構は各国においての帝王切開率10~15%以下の努力目標を掲げています。
帝王切開は手術であり、麻酔のリスクや術後の感染症リスクも含み、母体に大きな負担を及ぼし、2回以上の帝王切開は好ましくないとも言われています。
安全や、ローリスクを求める結果として、危険であるにも関わらず、世界中で帝王切開がより盛んに行われるという事態に発展しているのです。
帝王切開率の増加に関しては日本も例外ではなく、1980年代は約5~10%だった帝王切開率は現在約2倍近くの16%に膨れ上がっています。
日本の出産は、ナチュラルバース先進国の先頭に向けて、帝王切開率を減少させてゆくのか、それとも、諸外国のペースに飲まれ、更に帝王切開率を増加し続けるのか、どちらに舵を切るのでしょうか?
エクスプロア北京
(龍野恵里子)


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