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天空の城ラピュタのモデルも。フランスで最も美しい村々を巡る旅

【旅ブログキュレーションメディアHUGLOG(ハグログ)より寄稿】(2014年9月の記事です)

今回の旅のテーマは珠玉の田舎町めぐり。フランスはトゥールーズへ入り、南西部の最も美しい村に登録される村々を巡ります。後半はマドリードへ飛んでスペイン、アンダルシア地方の田舎町で馬に乗り野山を駆けます。

フランス滞在1日目は楽しみにしていた村巡り。フランスには、「フランスで最も美しい村」という称号をもつ政府公認の村が150村余りある。 その大部分がここフランス南西部、ミディピレネー地方に集まっている。人口200人未満の小さな村がほとんどで、山間や辺鄙なところにあるため公共交通機関でのアクセスが困難だ。

今回のターゲット、コンクとコルドシュルシエルも例外ではない。そこで、南西フランス専門の小さな現地会社に車の手配をお願いした。 とはいえ、車の手配はけっこう高い。トランスファーのみ、ガイドなし。ドライバーは仏語のみを話す現地人にしてできるだけ低価格に抑えた。とにかく村まで連れていってもらえればそれで良い。

朝、ホテルのロビーでドライバーと待合せ。ロビーにやって来たのは上下スーツをきちっと着こなした仏人のおじさん、James氏(以下J氏)。 なかなか親しみの湧く笑顔、ダンディーでいてコミカルな雰囲気も気に入った。 いくら運転してもらうだけといっても、車の中では1対1なので楽しい人の方が良いに決まっている。

フランス・スペイン珠玉の田舎町~フランスで最も美しい村へ~

まずは人口80人の村コンクへ向かう。

かつてはキリスト教の一大巡礼地スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラへの中継地として栄えた村だ。 天気はバッチリ。トゥールーズから30分も走れば緑の丘陵地帯が広がり、紅葉の最後の時期らしく黄色に染まった木々がそれに映えている。これから向かう美しい村への期待で胸は膨らむばかり・・・。

コンクまでは3時間ほどの道のりである。丘陵地帯からしだいに山間部へ。車は蛇行する山道をどんどん走っていく。初めは民家やアパートも多かった景色が、この辺りになると殆ど建物らしきものは見当たらない。途中、黄色く色付いた木々が美しかったので写真を撮ってもらった。

フランス・スペイン珠玉の田舎町~フランスで最も美しい村へ~

こんなところに村があるのだろうか。疑問に思い始めたその時、J氏が車を停めた。どうやらこの先に絶景ポイントがあるらしい。車から降りると、頭が冴えるようなひんやりした風が頬を撫でた。

茂みの中を少し歩くと突然視界が開け、山間にひっそりと佇む秘境の村が姿を現した。巡礼者の村としてその名に恥じない荘厳な姿。コンクだ。

フランス・スペイン珠玉の田舎町~フランスで最も美しい村へ~

実はコンクは曇天の早朝、朝靄の中見るとより神秘的で美しいらしいのだが、今日は快晴。まあ天気が良いに越したことはない。

いよいよ村の内部に入っていく。

フランス・スペイン珠玉の田舎町~フランスで最も美しい村へ~

まずは村のランドマーク、サントフォア教会へ。ロマネスク様式らしい石造りのどっしりした教会内は、ひんやりと冷たく、窓や装飾は最小限に抑えられている。

フランス・スペイン珠玉の田舎町~フランスで最も美しい村へ~

かつての賑わいほどではないにしても、コンクには今でもフランスから北スペインへ向かう巡礼者が絶えない。巡礼のシーズンは春~10月迄。なぜなら冬になるとこの先ルート上にあるピレネー山脈が雪を被ってしまうからだ。したがって、巡礼者や観光客の来ない11月は店や休憩所、土産屋なども閉まっている。コンクほどの田舎はシーズンオンとオフがはっきりしているのだ。

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