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妊娠中の方は要注意!「急性妊娠脂肪肝」とは?

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■ 「急性妊娠脂肪肝」とは?

平均37週頃の妊娠後期に発生し、妊娠が終結しないと肝不全となる怖い病態です。

発症頻度は約1万人に1人と稀な疾患ですが、肝不全がひどくなると、多臓器に障害が発生し死亡に至ります。また肝臓の中に脂肪が蓄積してさまざまな症状を引き起こし、母児ともに予後不良となります。

■ こんな初期症状に注意!

最初の症状は、

・嘔気

・嘔吐

・食欲低下

・倦怠感

・頭痛

・上腹部痛

などで、風邪や胃腸障害などの症状と似ています。

その後、倦怠感や食欲不振、悪心などの症状が起こり、黄疸や肝機能障害が現れ、治療が遅れると肝不全へ移行します。また極端に体重が減少するのも特徴です。

重症化すると急性腎不全や脳炎、腸管出血、膵炎、凝固系異常(血液の止血に関わる重要な機能の異常)なども発症し、妊娠高血圧症候群の合併も見られます。

また、合併症のひとつに母体の代謝性アシドーシス(血液内の環境が中性から酸性へ傾くこと)があり、これが直接、赤ちゃんの血液内の酸性、アルカリ性のバランスをも崩してしまいます。その場合は急いで赤ちゃんを出産させる必要があります。

■ 原因はいまだ不明……

はっきりとした原因は不明ですが、脂質代謝やリボフラビン、ミトコンドリアなどの異常、そして女性ホルモンの影響などが示唆されています。

治療の基本は妊娠を終わらせることにあるので、全身管理を実施し、胎児の摘出を帝王切開により実行します。

産後も重要で、凝固系の異常から出血多量となる可能性もあるので注意が必要です。

■ まとめ

残念ながら今のところ原因もはっきり分かっていないため、予防法は特にないのが現状です。上記のような症状がある場合には、早めに医者に相談するようにしましょう。

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