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プレゼンが時間ピッタリ終了、質問を受けまくる…成功談から学ぶコツ【前編】──澤円のプレゼン塾

澤のプレゼン成功体験1:時間きっかりにプレゼン終了!

澤のモットーは「時間ぴったりにプレゼンを終了させる」です。

もちろん、単に終わればいいわけではありません。伝えるべき内容は完全に伝えきって、なおかつ後半にやたらとスライドを飛ばしまくったりすることなく、ペースを維持しながらきっかりに終わる。これ、成功すると完全にクセになります(^^)。

もちろん、時間調整のためにスライドを何枚か飛ばしたり、途中で時間調整をしたりすることはあります。そんな時も「調整している感」を出さずに、いかにペースを守りつつ時間通りに終わらせるか。これが勝負です。

人によっては、徹底的にリハーサルをしてそのペースを覚えるというアプローチの方もいると思います。

私の場合は、一年通じてほぼ毎日、それも1日で2セッション・3セッションは当たり前なので、どうしてもリハーサルをする時間を取るのが難しくなります。

なので、「スライドを飛ばしても意味が通るような言葉の選び方」や「少し時間を延ばすときに使えるエピソード」を、できる限り多くストックしておくのが大事です。

澤のスライドを見たことがある方にはおなじみのことなのですが、写真や図が多くて文字が少ないのが特徴です。これには理由があって、「時間調整の自由度を高めるため」なのです。

文字がびっしりだと、どうしても説明的なプレゼンになってしまいがちです。なので、イメージを想起させるスライドを用意して、言葉の長さは柔軟に調整するようにしています。

さらに難易度が上がるのが、対談形式のセッション。相手がとても親しい人ならまだしも、ビジネスイベントだと直接顔を合わせての事前打ち合わせが一度できればラッキーです。

その状況で、相手の話すペースやセッションの核となるような言葉を引き出しながら、かつ時間をコントロールするのは、なかなかやりがいのある仕事です(^^)。

数年前に私が登壇したイベントで、90分のセッションの途中でゲストを呼んで対談をしました。当初の予定では、最初30分を私一人、途中で20分ゲストと対談、残り40分はまた一人でプレゼンという組み立てを想定していました。

最初の30分は予定通り。その後ゲストを呼びいれて対談を始めたのですが、この話が大変に面白い。これはもっとゲストから話を引き出した方がいいぞ…と判断して、想定の倍の40分をゲストとの対談に使い、40分で話す想定のプレゼンを20分に圧縮しました。

決して早口になりすぎることもなく、そして言いたいことを削るでもなく、「話し方」と「言葉の選び方」を変えて、全体の90分という枠はきっちりと守ってプレゼンを終了しました。満足度がとても高かったことは言うまでもなく、その時に録画された対談のビデオは、ほかの会場でも紹介できるレベルの出来栄えとなりました。

この時も、事前ミーティングは一度しか行われておらず、その打ち合わせの場が初対面の相手でした。ただ、しっかりとプレゼンの「ビジョン」と「核」が対談相手の方と共有できていたこと、そしてその方のプレゼン能力の高さが、セッションの質を上げながら時間内に収まるという状況を生み出してくれました。

澤のプレゼン成功体験2:質問を受けまくる

皆さんは、海外で何かしらのセッションに参加されたことはあるでしょうか?

私は、Microsoftという外資系の企業にいるため、年に数回は海外でセッションに参加することがあります。聴く側の一人として参加することもあれば、プレゼンテーションをする側の場合もあります。

日本国内でも、お客様が全員外国からの方で、英語でプレゼンテーションをする機会しばしばもあります。日本と海外のオーディエンスの違いを一つ挙げるならば、「積極的に質問するかどうか」に尽きると思います。

海外で実施されるセッションは、必ずと言っていいほど質問が飛び交います。プレゼンテーションをしている最中であっても、お構いましに挙手をして質問を投げかける参加者が少なからず存在します。

プレゼンターも慣れたもので、答える余裕があれば答えますし、「それは後で答えるね」とあっさり受け流す場合もあります。

セッション会場で聴衆に与えられた能動的な行動の権利が「質問すること」であると考えれば、日本人以外の方々にとってはその権利を行使しているだけにすぎません。そしてセッションをより魅力的にするためにも、聴衆からの質問は、プレゼンをする側にとっても大変重要な要素でもあります。

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