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トランス脂肪酸って何? その気になる危険性

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「食べるプラスチック」なんていわれることもある「トランス脂肪酸」。近年、アメリカでは使用規制や表示の義務化などのさまざまな対策を講じ、日本でもその危険性を訴える記事が増えてきました。トランス脂肪酸を摂取すると、悪玉コレステロールが増加する一方で善玉コレステロールが減少して、動脈硬化など生活習慣病の危険性が高まるとされています。しかし、日本ではトランス脂肪酸の使用規制はなく、表示義務もありません。いったい、このトランス脂肪酸とはどんなものなのでしょうか。

昨年6月、米食品医薬局(FDA)はトランス脂肪酸について「食品に使用するには安全と認められない」として3年以内の全廃を発表したという記事が日本でも話題になりました。正確にはFDAが全廃を発表したのはトランス脂肪酸そのものではなく、部分水素添加油脂(PHOs)という固形の油脂です。このPHOsはマーガリンやショートニング、クッキーやケーキ、スナック菓子に使われることが多く、トランス脂肪酸を多く含んでいます。WHO(世界保健機関)はトランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1パーセント未満とするように勧告していますが、アメリカ人はもともとトランス脂肪酸の摂取量が多い傾向があり、一時は平均摂取量が総エネルギー摂取量の2パーセントを超えるほどになっていました。そのために低減に向けた取り組みがいろいろ進められており、最終的に昨年のFDAの発表へとつながったのです。一方、日本人のトランス脂肪酸摂取量は少なく、2012年の食品安全委員会の発表によれば平均値は総エネルギーの0.3パーセントとWHOの目標を下回っています。そのため、食品安全委員会では「通常の食生活では健康の影響は少ない」としてトランス脂肪酸の使用規制がもうけられていないのです。

しかし、油脂業界では健康への影響の懸念からそれぞれトランス脂肪酸の低減化を進めており、マーガリンやショートニングなどにおけるトランス脂肪酸の量はかなり減少しています。一方で、トランス脂肪酸が含まれていない、ラードや牛脂、バターに含まれる飽和脂肪酸もまた摂り過ぎれば動脈硬化などのリスクを高める原因になります。トランス脂肪酸ばかりに気をとられて飽和脂肪酸を多く摂取するようになってしまったら元も子もありません。多くの食品メーカーでは食品ごとのトランス脂肪酸量をHPなどで公表しています。脂質による健康への影響が気になる方は参考にしつつ、バランスのいい食生活を心がけましょう。

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