メタボ予防に“お酢”が効く!? ミツカン中央研究所が実証

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お酢(食酢)には、高めの血圧を下げたり、食後の血糖値上昇を穏やかにするなどの“健康機能”があることはわかっていたが、今回、継続摂取によりメタボリックシンドローム(以下、メタボ)予防に有効な作用があることが新たに明らかにされた。また体重の減少も認められており、ダイエット効果もありそうだ。

ミツカングループ本社中央研究所(以下、ミツカン中央研究所)は、お酢を継続的に摂取することで、内臓脂肪が低下することを臨床試験で初めて実証した。また、同時に血中中性脂肪、体重、BMI(※)および腹囲を有意に下げる作用があることも確認している。要するに、お酢はメタボリックシンドロームの予防に効果があることが“科学的に”実証されたというわけだ。

試験対象は、25歳~60歳の肥満気味の男女175名。1日あたりお酢を15ml摂取、30ml摂取、プラセボ(擬似食品)摂取の3つのグループを作り、試験を実施する医師と対象者の双方が、どのグループがどの内容物を摂取するかわからないように設定する二重盲検試験を行った。


約15mlのお酢を12週間、毎日飲み続けた結果、体重、BMI、腹囲、内臓脂肪、皮下脂肪などが減少することが認められた。約15ml飲み続けた人よりも、約30ml飲み続けた人のほうがやや効果が高い結果が出たようだ。


さらに、12週間後の腹部脂肪面積の変化量を見ると、プラセボでは変化がないか若干の増加が認められたのに対して、15ml、30mlのお酢を飲み続けた人は、内臓脂肪、皮下脂肪ともに減少することがわかった。グラフで見ると「ほんとに飲むだけでやせるんだ」とビックリ。

ちなみに脂肪減少に効くのは、お酢の主成分である酢酸なのだそう。お腹周りの脂肪が気になる人は、さっそく飲み始めてみてはいかが? お酢をそのまま飲むのに抵抗がある人は、他の飲み物に混ぜて飲むのもおすすめだ。ただし、甘~いものに混ぜて飲むと同時にカロリーを摂取してしまうのでご注意を(すべての図表付きの元記事はこちら)。
 
試験対象
25歳~60歳の男女175名(男性111名、女性64名)
平均年齢:44.1歳
平均体重:74.4kg
平均BMI:27.2/㎡
平均血中中性脂肪:155.5mg/dl

※BMIとは
Body Mass Indexの略で、体重(kg)/身長(cm)で算出するヒトの肥満度を表す指数。日本肥満学会ではBMI25以上30未満を肥満(1度)と定めており、今回のレポートでは肥満(1度)を肥満気味と表現。
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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