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赤と嘘 3/2新作『衝動ノスタルジア』リリース決定 平山雄一によるアルバムレビュー到着

赤と嘘 3/2新作『衝動ノスタルジア』リリース決定 平山雄一によるアルバムレビュー到着

 森翼のソロプロジェクトとして2015年に始動した 赤と嘘。3月2日にミニアルバム『衝動ノスタルジア』をリリースする事が発表され、音楽評論家 平山雄一によるアルバムレビューが到着した。

 赤と嘘は、年間100本以上のライブをおこない、自主企画イベント【ツバサの歌謡日】、ワンマンライブ【君の拍手、僕の明日。】を定期的に開催。弾き語りからアコースティック編成、ピアノ中心のバンド編成、ギター中心のロックバンド編成と、多種多様で見る人を飽きさせない自由な演奏スタイルが特徴だ。2016年からはbayfm『KASHIWA MUSIC FACTORY』のレギュラーパーソナリティを務めている。

 そして、ミニアルバム『衝動ノスタルジア』のリリースに先駆けて、音楽評論家 平山雄一によるアルバムレビューが到着した。合わせて公開された今作のティーザー映像(https://youtu.be/YKBmpeSC2TU)と共に、いち早く赤と嘘の新作に触れられる機会となっているので、是非注目してほしい。

 また、赤と嘘は、2月29日 渋谷Milkywayを皮切りに、ツアー【赤と嘘NEW ALBUM 「衝動ノスタルジア」release記念!対バンツアー!】を開催。3月8日 渋谷DESEOにてファイナル公演をワンマンで行う。さらに、5月3日 shibuya duo MUSIC EXCHANGEにてワンマンライブ【赤嘘サミット2016~みんなぶっ飛んでるぜ~】を開催する。

◎赤と嘘 アルバム『衝動ノスタルジア』
文:音楽評論家 平山雄一
<男が心の奥底に抱える嘘は、とてつもなく優しい>

男性シンガーソングライタ―・シーンが、いまいち盛り上がらない。ベテラン勢では奥田民生、斉藤和義、吉井和哉など、アラフィフ世代は鉄板の大活躍だが、その下の世代に活気がないのだ。

しかし、そこに割って入るアーティストが現われた。“赤と嘘”はシンガー森翼のソロ・プロジェクトで、初のアルバム『衝動ノスタルジア』のオープニングナンバー「衝動~スタンスミス~」は、「人生はボク対ボクの戦争なのさ」と男性シンガーソングライタ―・シーンへの参戦を力強く宣言する。

ポップなメロディをフォーキーなテイストで歌うのが森翼の魅力だったとしたら、“赤と嘘”はロックバンドのテイストで染められている。赤裸々な歌詞とエッジーなサウンドが、彼の新境地を彩る。その思い切りのいい転進に、彼の決意の強さがはっきり見て取れる。

そういえば奥田も斉藤も吉井も、バンドテイストを持つシンガーソングライターで、大人の男心をシャープに描くには、この方法が合っているのかもしれない。歌でパワフルなサウンドと対峙する姿は、そのまま彼らの生き様と重なる。

“赤と嘘”に新しいサウンドを提供するのはmiwaやいきものがかりを手掛ける鈴木Daichi秀行。鈴木はデビュー時から森を見てきただけあって、最新のバンド・サウンドのエッセンスと森の持ち味を絶妙のバランスでミックスして『衝動ノスタルジア』を仕上げた。“赤と嘘”は、新たな武器を手に、男性シンガーソングライター・シーンをぶち壊す気でいる。

森は1985年、大阪生まれ。大阪でのストリート・ライブを経て、2008年にメジャー・デビュー。すぐに「すべり台」や「青い夢」をスマッシュ・ヒットさせ、年間100本以上のライブを行なってきた。「その頃の僕は高い声のせいもあって、“さわやか”っていうアーティスト・イメージだった。テーマカラーは“青と白”。確かにそれも自分なんだけど、人間、それだけじゃない。去年、30才になってみて、それまでの自分を一新したかった。それで、“赤と嘘”と名前を変えた。これからは下ネタの歌も書くし、ウソもつきますよ(笑)」と語る。

アルバム中の「ライブハウス~学のない指揮者~」という歌で、森はそんな経緯を「ロックがやりたいけど この声じゃ届かないのかな 泣きながらアコギを弾いてきたのさ」とストレートに描いている。ライブハウスで生まれたこの歌には、今の森の生命力が詰め込まれていて、「もがいてる君の背中を押してやれるのなら ジャンルなんてどうでもいいんだよ ダサい歌はもう唄わない」と結ばれる。この歌は、君の背中だけではなく、森の背中も押している。それがこれまでになかった深みのあるリアリティを醸し出している。

「さわやかだけじゃなくて、歌のテーマを広げたかった。20代の僕は、“こう見られたい”っていうものを歌にしていたと思う。でも30代になって、これまで見せへんかった部分に可能性を感じてる。自分の腹の中にあるものを、もっと出していきたい。それってもしかしたら、男にわかるロマンっていうことになるのかな」。

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