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竹はどっちの土地の物?

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竹はどっちの土地の物?

Q.

 X地には竹林があります。そこに生えている竹の地下茎は、隣地であるY地までのび、竹がY地に生えてきました。

 さて、このY地に生えた竹は誰の物でしょうか?

(1)地下茎はX地から生えてきており、X地所有者のもの
(2)Y地に生えているのであるからY地所有者のもの

A.

正解(2)Y地に生えているのであるからY地所有者のもの

 民法では、「天然果実」という概念があります。
 これは、物の用法に従って収取する産出物を意味します(民法88条1項参照)。

 たとえば、牝馬が出産した仔馬は、(動物ですが)牝馬の用法に従って、繁殖した結果として仔馬は牝馬の所有者に権利が帰属することになります。

 設問では、竹が「Y地という土地」の天然果実となるのか、「X地の竹」の天然果実となるのかで疑問がでることになります。
 この点、最判昭和35年11月29日では、土地の天然果実と判断されているため、答えは(2)となります。

 ちなみに、天然果実の対概念として「法定果実」というものもあります。
 これは物の使用の対価として受けるべき金銭などを指します(民法88条2項参照)。
 たとえば、土地の地代や貸付金の利息などがそれにあたります。

元記事

竹はどっちの土地の物?

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