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第154回芥川賞、直木賞が決定

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 第154回芥川龍之介賞、直木三十五賞の選考会が1月19日に行われ、芥川賞に滝口悠生さんの「死んでいない者」(文學界12月号)と、本谷有希子さんの「異類婚姻譚(いるいこんいんたん)」(群像11月号)が、直木賞に青山文平さんの『つまをめとらば』(文藝春秋/刊)が選ばれた。
 なお、今回も受賞発表と記者会見の様子がニコニコ動画で生放送されており、その様子を3万人以上が視聴した。

 滝口悠生さんは1982年、東京都八丈町生まれ。2011年に『楽器』で第43回新潮新人賞小説部門を受賞し、デビュー。2014年には『寝相』で第36回野間文芸新人賞候補となり、2015年は『愛と人生』で第28回三島由紀夫賞候補、第37回野間文芸新人賞を受賞。同年、『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』が第153回芥川龍之介賞候補となっている。
 本谷有希子さんは1979年、石川県白山市生まれ。「劇団、本谷有希子」を主宰する演出家・劇作家。多数の戯曲を発表しながらも、2011年『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞、2013年『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞、2014年『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞を受賞するなど、小説でも脚光を浴びている。

 直木賞を受賞した青山文平さんは1948年、神奈川県生まれ。出版社に18年勤務した後、1992年に『俺たちの水晶宮』で第18回中央公論新人賞を受賞(影山雄作名義)。2011年に『白樫の樹の下で』で第18回松本清張賞を受賞し小説家デビュー。2014年には、『鬼はもとより』で第152回直木三十五賞候補となり、同作で第17回大藪春彦賞を受賞。2015年には『つまをめとらば』で第6回山田風太郎賞候補にもなったが、この度、同作が直木賞を受賞した。

 受賞作発表後、記者会見が行われた。芥川賞を受賞した滝口悠生さんは「大きい賞を頂いて大変光栄に思っています。今回の作品と、これまで書いてきたものを読んでくれた読者の方に感謝を申し上げたいなという気持ちです」と感謝を述べた。また、本谷有希子さんは、劇作家としての経験が今回の作品に生きたことがあるかという質問に対して「人を魅力的に書こうということに関してはとても(あると思う)。私が面白い、魅力的だと思う人を愛して書こうという気持ちがあるのは、やっぱり演劇で生身の人間とやっていたから、人間というものにすごく興味があるんじゃないかと思います」と答えた。
 直木賞を受賞した青山文平さんは、「なかなか一言では語れないものがあるんですが、ひと言で語るとすれば、当然嬉しい。特にこの『つまをめとらば』で選んでいただけたことが嬉しい」とコメントした。
(新刊JP編集部)


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