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「CES 2016」で見つけた、日本市場への投入期待・最新スマホ

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1月6日から米国・ラスベガスで実施された「CES 2016」。世界最大級の家電・ITの総合見本市イベントだけあって、冷蔵庫からドローンまで多種多様なデバイスの展示がなされていました。日本への上陸が期待される最新スマホをいくつか紹介したいと思います。
今回のCESでスマホ関連の発表や展示に力を入れていたのは、やはりグローバルでの勢いを増している中国メーカー。それを象徴しているのがファーウェイで、同社は中国向けに投入している最新のフラッグシップモデル「Mate 8」を世界展開することを発表し、大きな注目を集めました。


Mate 8は、6インチのフルHDディスプレイを採用したハイエンドモデルで、日本で発売された「Ascend Mate 7」の後継機に当たります。ハイシリコン製のオクタコアCPU「Kirin 950」を搭載し高い性能を誇りながらも、4,000mAhのバッテリーを搭載することで、2日以上の駆動が可能であるなど長時間利用が可能なのもポイントとなっています。メインカメラにソニー製の1,600万画素カメラセンサーを採用し、写真の画質を高めているのもポイントです。

Mate Sが発売されたばかりということもあって、残念ながら当初の発売対象国に日本は含まれていません。ですがこれまでのファーウェイの傾向を考えれば、時間を置いて発売される可能性も考えられます。

ZTEもCESに合わせて新機種を発表しています。いずれもSnapdragon 210を採用した低価格帯モデルで、5.5インチの「Grand X3」と、5インチディスプレイを採用した「Avid Plus」の2機種となっています。

両機種共に米国のプリペイド携帯電話サービス向けに提供されているもので、価格も100ドル台前半、日本円で15,000円前後に押さえられています。そうした中でもGrand X3は、本体だけでなくディスプレイも丸みを帯びたデザインを取り入れるなど、低価格モデルとしては質感にこだわった仕上げがなされているのがポイントといえるでしょう。

「ALCATEL ONETOUCH」ブランドで昨年日本進出を果たしたTCLは、Windows 10 Mobile端末を2機種発表しています。1つは5.5インチディスプレイを採用したローエンドモデルの「Fierce XL」ですが、よりユニークなデバイスとなるのは「PIXI 3(8)」です。

これは、8インチディスプレイを採用したタブレットながら、Windows 10ではなく、Windows 10 Mobileを搭載したデバイスで、音声通話にも対応しています。ローエンド向けのSnapdragon 210を搭載していることからWindows 10 Mobileを採用するに至ったと考えられますが、従来にないちょっと変わった位置付けのデバイスとして注目です。

日本のスマホ市場への本格進出も噂されるレノボも、いくつかの新機種を発表しています。中でも注目されるのは、グーグルの「Project Tango」に対応した初のスマホを、同社が発売すると発表したことです。

Project Tangoとは、カメラやセンサーなどを活用し、人の目と同じように現実の3D空間を正確に認識できる技術。レノボはこのProject Tangoに対応した6.5インチ未満のサイズのスマホを、今年の夏に米国で、500ドル未満で提供すると発表しています。Project Tangoが広まれば、現実の世界と連動したAR(拡張現実)コンテンツを制作・利用しやすくなることから、会場でも大いに注目を集めていました。

スマホという視点からは中国メーカーの勢いが目立ったCESですが、新モデルを発表しているのは中国メーカーだけではありません。LGエレクトロニクスも、CESに合わせて最新のスマホ「K10」「K7」を発表しています。

K10は5.3インチ、K7は5インチのスマホですが、共にディスプレイに「Arc Display」という曲面ガラスを採用するほか、背面に格子状の加工を施し、ミドルクラスのモデルながら高級感のあるデザインと持ちやすさを実現しています。またカメラにも力が入れられており、同社のハイエンドモデルにしか搭載されている、手を握る動作でカメラのシャッターを切ることができる「ジェスチャーショット」機能などが備わっているのも、大きな特徴といえるでしょう。

またスマホではありませんが、注目されるのはサムスン電子の「Galaxy TabPro S」です。これは名前の通りサムスンの最新タブレットですが、Galaxyブランドを冠していながら、なんとAndroidではなくWindows 10を採用した、12インチのタブレットPCとなっているのです。

Windowsタブレットながらも、Galaxyらしさが随所に見ることができるのも大きな特徴で、薄さ6.3mm、重さ693gと非常に軽量・コンパクト。LTEによる通信機能を搭載したモデルも提供されており、LTEのカテゴリー6に対応していることから、受信時最大300Mbpsの通信速度を実現できます。CPUにも低価格モデル向けのAtomではなく、Core Mを採用していることから十分な性能を発揮するといえるでしょう。日本での発売に関しては不明ですが、魅力あるモデルだけに市場投入が大いに期待されるところです。

近年、CESで新しいスマホを発表するメーカーは減少傾向にありますが、それでも今なお、CESに合わせて多くの新機種が登場しているのは確か。今回発表された新製品がどのような形で投入されるのかが見ものです。

(文:佐野正弘)

 

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