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有給が好きなだけ取れる!NetflixやEvernote・・・仕組みとその実態とは?

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有給が好きなだけ取れる!NetflixやEvernote・・・仕組みとその実態とは?

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「Talent Smart」社の共同創設者、トラヴィス・ブラッドベリー博士は「ネットフリックス」社の文化を分析しています。同社は、社員が好きなだけ休暇をとれるうえ、業績も急成長しているというから不思議。一体どんな秘密があるのでしょうか。

2015年11月29日に「LinkedIn」に公開された記事を紹介します。

いつでも好きなだけ
休みが取れる会社

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2004年以降、ネットフリックス社の社員は、好きなときに好きなだけ休めるようになりました。会社に行こうが行かまいが、自由です。

彼らは。どれくらい仕事に時間をかけるかを自分で決められます。しかも、方針を変えたあとで同社の時価総額は510億ドル(約6兆円)以上に成長。

彼らの働きかたは特殊に見えます。が、だからといってサービスの質は落ちていません。みんなマネージャーと蜜に連絡を取り、だれもが価値の高いアウトプットを期待されています。同社にはこれが文化として染み付いているため、制度に見合うだけの働きを、全社員がしています。

仕組みはどうなってるの?

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なぜ期限も決めずに休暇が取れるのか。それは、だれも管理していないから。経営者は、社員になんでもかんでも指示を与えるのではなく、問題点と結果のみに焦点を当てています。

自主性を重んじた結果、より責任感のある文化が生まれ、抑圧的なルールに気をとられることなく、従業員はよりいっそう目的に集中し生産性を向上させています。

勤務時間は管理しない

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同社の制度がまだ一般的な企業と変わらなかった時代、社員からこんな質問が投げかけられました。

「オフィスを出てする仕事の時間は計算されていません。メールは家からだって返すことがあるし、夜中や週末にだって働いています。その時間は管理されていないのに、なぜ仕事する時間を計算しなければいけないのでしょう?」

経営者たちは答えに詰まりました。

産業化時代には、人々は製造ラインに9時から17時まで立ち、その時間に対して給与が発生していました。しかし、いまとなってはもうそんな明確なものはありません。どこにいても必要であれば働きますよね。「勤務時間後」という概念はもはや存在しないといってもよさそうです。

いまは何を作ったかが評価されて給与が支払われる時代です。しかし、こと休みになると過去の名残が消えず、時間で管理されてしまいます。これではやる気も保てません。ネットフリックスはこれに気付きました。そして、現代の仕事の仕方に合わせて方針を変えました。

ブラジル企業に前例アリ!

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とても斬新な制度ですが、「セムコ」社では30年も前からひっそりと実践されていたものでした。

創設者の息子リカルド・セムラー氏は、21歳のころに健康の不安を抱えていました。仕事のスケジュールがハードすぎたのです。彼は、もしこのまま死んでしまったら…と頭を抱えたとき、きっと社員にとっても同じだろうと考えたそう。そして、社員のスケジュール管理、病欠、休暇などに対して思い切った決断をしたのです。

生産性が急激に落ち込むのではないかという一般的な懸念とはうらはらに、生産性は向上し、会社への忠誠心も高まりました。社員が強くなれば、会社も強くなります。

セムラー氏が方針を変えたのは1981年。そのとき同社は400万ドル規模の会社でしたが、いまでは10億ドル(約1200億円)を超える大企業へと成長しました。

悪用する社員はいないの?

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会社が休暇の取得に対して厳しいのは、ひとことで言うと社員が制度を悪用する可能性を懸念しているから。ですが、結果はまったくの正反対に。

自由は社員の仕事への責任感を強化します。多くの経営者がそうであるように、好きなだけ休めるからといっても制度を使おうとしない社員が少なくありません。

休暇中の経費も負担!?

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たとえば、「エバーノート」社は休暇を過ごすために従業員に1,000ドル(日本円で約12万円)を、「フルコンタクト」社は7,500ドル(日本円で約90万円)ちかく社員に与えています。

みんな休むことを躊躇するため、休暇をとり、そのためにいくら使ったかレシートを提出し、経費精算して払い戻しを受けることを義務として課しました。

ワーカホリックは、紙の上での成績はよくなるかもしれません。が、賢い会社はそんなことを望んではいません。

だれだって休暇を通じてエネルギーを充電する必要があります。休みが自由にとれれば、業務に戻ったときにより創造的で生産的に働いてくれるーーそう期待しているのです。そのために補助金を出すのは、よい資金の活用法というワケ。

有給休暇が時給制と同じ仕組みでとらえられているのはとても残念です。いまの時代はいつどこでも働けるもの。その頑張りが反映されるというのは、理にかなっています。

無限に取れる休暇について、あなたはどう思いますか?

Licensed material used with permission by Travis Bradberry

ABOUT THE AUTHOR:Travis Bradberry, Ph.D.

Dr. Travis Bradberry is the award-winning coauthor of Emotional Intelligence 2.0 and the cofounder of TalentSmart® the world’s leading provider of emotional intelligence tests and training serving more than 75% of Fortune 500 companies. His bestselling books have been translated into 25 languages and are available in more than 150 countries.

Dr. Bradberry is a LinkedIn Influencer and a regular contributor toForbes, Inc., Entrepreneur, The World Economic Forum, andThe Huffington Post.

He has written for, or been covered by,Newsweek, BusinessWeek, Fortune, Fast Company, USA Today, The Wall Street Journal,The Washington Post,andThe Harvard Business Review.

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