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『ボクソール★ライドショー』白石晃士監督インタビュー「4DXって“水責め” “揺らし責め”ですよね」[ホラー通信]

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日本初の4DX上映専用ホラーとして話題の『ボクソール★ライドショー~恐怖の廃校脱出!~』が1月16日より公開。バラエティ番組のロケで廃校に潜入することとなったアイドルたちの味わう恐怖を体験できる今作は、4DXの9つのアクションをすべて駆使した体感型アトラクションホラー。

監督は、『コワすぎ』シリーズ等、数々の作品がカルト的な人気を博している、白石晃士監督。今夏には『貞子vs伽椰子』の公開が決定しています。“フェイクドキュメンタリー”の手法で知られる白石監督が、いかにして“4DX専用”ホラー映画を制作したのか。色々とお話を伺ってきました。

4DX“専用”ホラー映画はこうして作られた! クリエイターインタビュー「POVスタイルを4DXで感じとって」
http://horror2.jp/13109

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―『ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!』拝見させていただきました。もう、動くわ濡れるわ、で大騒ぎでした。楽しかったです!

白石監督:楽しんでいただけたら何よりです! 4DX専用のホラー映画という事で、4DXの機能を全部使った映画を作ろうという事になりました。後は長尺で密度を高くしてしまうと、お客さんが不快になってしまうので、「短編で出来るだけ多くのシーンで全機能を使おう」という意識で脚本を作りました。

―それまで4DXの映画はご覧になっていましたか?

白石監督:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は2回4DXで観に行きました。後は、参考の為に『戦慄迷宮3D』を。4DXで映画を観て思ったのは、作品の内容とピッタリ合うと非常に効果的だなあと。『マッドマックス』はそうで、車の振動、音、光、風の表現が印象的でしたね。特に劇場に大きな風を吹かすという機能は、屋外にいる様な感覚を味わう事が出来て面白かったです。

映画2Dで観る時に、4DX機能がつくとよりゴージャスになるというか。自分はアナログな作業が好きなのですが、4DXってアナログだなと思ったんですよね。もちろん機械仕掛けで、プログラミングして動かしているわけですけど、お客さんの事は物理的に驚かすわけじゃないですか。「水責め」「揺らし責め」ですよね(笑)。そこが3Dとは臨場感が違うなと。自分の作品はフルCGでは無くて、出来る限り人の手で物を作って動かしたいなと考えているので。現代のウィリアム・キャッスルみたいでやりがいありました。

―『マッドマックス』の4DX技術はかなり参考になったと。

白石監督:4DXで上映するからには、お客さんにお金を余分に払ってもらってるから、4DX機能をしっかりと味わってもらわないといけないと思うんです。かといって使い過ぎるとうるさくて映画に集中出来なくなってしまう。そういう意味で『マッドマックス』は非常に良かったですね。

『マッドマックス』は長編なので、時々4DX効果が出てくれば良いですが、『ボクソール』の場合は短編なので、思い切り動かされたり、水がかかったりっていうのを期待してくると思うので、その期待には応えようと思いました。

―本作を作る上で一番大変だった事はありますか?

白石監督:あんまり無いんですよね。その分スタッフの皆さんは大変だったかもしれません(笑)。全機能を使う為にはどの様に脚本を組み立てれば良いかな、と考えたのは苦労した事かもしれませんね。学校という場所を舞台に、学校とプールという場所の関係性をどう活かしていこう、とか。

―学校が舞台という事で、昔でいうと『学校の怪談』の様なテイストであったり、他のアプローチもあったと思うのですが、得体のしれない化け物が出て来たり、全貌が掴めない恐怖感が新体験でした。

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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