現代まで受け継がれし鳥居派の浮世絵!鳥居忠雅による「隈取十八番」がとてもカッコよろし!

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昭和時代の鳥居忠雅(とりいただまさ)という浮世絵師を知っていますか?鳥居忠雅の代表作である隈取十八番(くまどりじゅうはちばん)という作品がとっても素敵でしたので紹介します。

鳥居忠雅は江戸時代中期の浮世絵がはじまった頃から続く派閥、鳥居派の七代目当主であった四代目 鳥居清忠の門人で、清忠のもとで芝居絵を学んだ人物。昭和初期には歌舞伎座や国立劇場の絵看板や番付などを描いていたそうです。

Wikipediaによると生来江戸っ子気質で、生涯シャツや洋服は着なかったそう。昭和45年に心筋梗塞によって享年65で死去しました。

今回紹介する隈取十八番は忠雅の代表作。鳥居派の創始者 鳥居清信から続く鳥居派の真骨頂である芝居絵(役者絵)の作品です。

隈取十八番 蟹隈

隈取十八番 蟹隈

シンプルな線でとても力強さが感じられる作品で、役者のかっこよさが際立っていると思います。浮世絵ならではの描き方でありながら、色の使い方は現代的とでもいいましょうか、現代のイラストレーションに通じるものを感じます。

隈取十八番 狐ノ隈

隈取十八番 狐ノ隈

隈取十八番は演劇博物館浮世絵閲覧システムで全作品閲覧可能となっています。

画像出典:演劇博物館浮世絵閲覧システム

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