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新・牡丹と薔薇 「メス猫」「カマキリ野郎」など過激台詞連発

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 2004年、最高視聴率13.8%をマークするなどブームを巻き起こした昼ドラ『牡丹と薔薇』が12年ぶりに復活。第二弾が昨年11月から放送され、話題を集めている。続編ではないが前作同様、ドロドロの展開、過激な台詞は相変わらずだ。カオス過ぎるストーリーを振り返りつつ、同ドラマの見所をコラムニストのペリー荻野さんが解説する。

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 そんなわけで、ドロドロ路線でおなじみのフジテレビ系昼ドラ『新・牡丹と薔薇』が元気よくドロドロしている。なんたって、脚本は前作『牡丹と薔薇』で大河内奈々子と小沢真珠の顔合わせで姉妹の愛憎をこれでもかと書ききった中島丈博。嫉妬に目をらんらんと輝かせた小沢真珠が夫(西村和彦)に「狂牛病が心配だからよーく焼いたのよ」と牛革財布のステーキを出した衝撃シーンをご記憶の方も多いと思う。あれから12年。中島先生、今回も絶好調である。

 物語の発端は、昭和57年。高校生の眞澄(美山加恋)が妊娠したこと。恋人は交通事故死してしまい、女優の母(山口いづみ)に相談もできず、ついに臨月を迎えた眞澄は嵐の夜に出産。生まれた女の子は養子に出された。その後、小日向家の大金持ちのバラ園オーナーの妻となり、先妻世奈子(田中美奈子)が生んだ娘ぼたん(黛英里佳)と、結婚後自分が生んだ美輪子(逢沢りな)と四人で幸せに暮らしていた眞澄(成人後は伊藤かずえ)。

 だが、美輪子は墓地の管理人多摩留(戸塚純貴)と深い仲になったが、あっという間に嫌いになり、彼を避けるようになった途端、ストーカー行為をされる。そしてついに多摩留は、美輪子の住む豪邸に侵入、美輪子をかばったぼたんを刺殺。家は全焼してしまう。

 これだけでも大事件続きで大河ドラマができそうだが、ここまでをたった15話でぶっとばす勢いはさすが昼ドラ。美山加恋がおとなになったら、伊藤かずえになっていたというのも素晴らしい。しかも、その合間に美輪子は多摩留に池の金魚を「呑みなさいよ!」と命令したり、ぼたんが奔放な美輪子を「このサカリのついたメス猫!!」ととても清楚なお嬢さんとは思えない言語感覚でののしるなど名セリフが炸裂。目が離せない展開が続いているのだ。

  しかし、こんなことで驚いていてはいけない。なんと、小日向家にはかつて眞澄が生んだ娘富貴子(黛英里佳・二役)が現れ、同居することに。美輪子は、死んだぼたんにうり二つの異父姉妹の富貴子を慕い、同居を喜ぶが、次第に富貴子を「ぼたん」として自分の思った通りに行動させようとする。美輪子は富貴子と相思相愛のカバン職人の店に友人と乗り込んで店を破壊。彼が失踪して悲しむ富貴子に「あんなカマキリ野郎が好きだったのね」と涙目の美輪子だが、その同じ口が「そろそろ秋ね。カマキリ野郎はメスに食い殺されていなくなっても仕方ない」などと言い放っているのである。(中島丈博昼ドラには、イノシシ野郎、カピバラ女などナイスな名称がしばしば登場)

 富貴子に迫ってくるのは美輪子だけかと思ったら、ぼたんのかつての婚約者綱輝(片岡信和)もわざわざ焼け跡から見つかったぼたんの婚約指輪を富貴子にプレゼント。その指輪は富貴子の指にしっかりと食い込んでとれないのである。困惑する富貴子に「ぼたん!!」抱き着いてキスする綱輝って、ちょっとちょっと!

 実はかつて、富貴子が密かに養子に出された家は、多摩留の実家だった。あまりに濃厚な人間関係に胸やけしそうだが、波瀾万丈はまだまだ続く。財布ステーキを超える強烈アイテムは出てくるのか。富貴子の逆襲はあるのか。もちろん、ないわけがない。


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