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【2016年大胆予測】今度こそIoT元年に!? 鍵はスマホ・インターフェイスにあり!〜ライター 清水りょういち編

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新年が明けて約10日。この時点で2016年申年の新商品シーンの展望/予測をしてみたい。そのテーマはずばりIoT(アイ・オー・ティー)。Internet of Thingsの略語で、”モノのインターネット化”と訳されるが、簡単に言うとあらゆるモノがインターネットに接続するということである。

人間の意志を理解し始める機械が続々登場している


これは家電に限った話ではなく、あらゆる機械製品に当てはまるもの。一番わかりやすいのが、HDD/DVDプレーヤーなどをネット接続することによって、スマホなどでテレビ番組の録画予約ができる仕組みだろう。他にも外出先からエアコンをONできたりするのも知っている人も多いのではないか。

 

さらにこれはクルマ業界でもホットな技術で、クルマのGPS情報をインターネットに送信して情報を集約することによって交通渋滞を把握、解消のために一役かうということもできる。

 

カメラと連動することによって外出中の室内を確認することができ、赤ん坊、ペット、老人などを見守ることもできる。用途に合わせた製品によって、遠隔地からペットに餌をやることもできる。

 

はたまたトイレにセンサー機能とインターネット接続機能を装備すると、排せつ物を分析して健康状態までチェックしてくれるようになり「コーヒーが飲みたいな」とつぶやくと音声認識機能のついたコーヒーメーカーがコーヒーを勝手に淹れ始める、なんてことも可能になってくる。

 

それらの鍵となってくるのが、状態を人間の代わりに把握するセンサーと音声などの認識機能。人間並みにそれらがきちんと人間の意志を把握してくれると良いのだが、脳に直接Bluetooth接続をするわけにもいかないので、インターフェイスが問題になる。

気持ちを機械に伝えるためのインターフェイスが重要

もはや便利な面しか感じられないこのIoT。最近「おためし新商品ナビ」でもこうしたIoT(アイ・オー・ティー)絡みの商品を幾つか紹介している。

 

『ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XP2WF』しゃべり出したオーブンは人類と友だちになれるのか⁈

↑食材を告げるとシャープのクラウドに接続して、メニューと調理方法を教えてくれる。

シャープ『プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-TF50B』食材の使用期限をしゃべって教えてくれる”ともだち家電”!

↑賞味期限の近い食品を教えてくれ、それを使ったメニューを提案してくれる。外出先から冷蔵庫の中身を把握できる。

『AQUA DIGI』前面全部が液晶パネル!冷蔵庫の未来はどこへ向かうのか⁈

↑大型のインテリジェンス液晶パネルを装備することによって、情報端末としての役目も果たす。モーションセンサーで動く。

シャープではIoT(アイ・オー・ティー)という名称が敷居を高くしていると思ったのか、「ともだち家電」という名称で展開している。

 

これは上記の『ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XP2WF』『プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-TF50B』の他にも、インターネットから情報を得て花粉の多い日を知らせてくれる空気清浄機や、天候予測から効果的な使い方をアドバイスしてくれるエアコン、洗濯に向いている気候かどうかを判断する洗濯機、ペットの様子を撮影してくれるロボット掃除機など多様な商品展開を行っている。

 

『ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XP2WF』、『プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-TF50B』を検証した時に、音声認識機能を備えているのはすごいと思ったが、正直それら家電の元に行き、話しかけるのは面倒ではないかと思う気持ちもあった。

 

それよりそうした操作がスマホアプリによって確認・制御できるというところが非常に現実的に思えた。というのも、今やトイレにさえスマホを持ち込む人が多い昨今、集中司令塔としてスマホを活用するのが一番現実的ではないかと思ったのだ。

 

スマホなら「OK Google!」「Hey Siri!」と呼びかけることで音声認識も可能。わざわざ家電本体に音声認識機能をつける必要もないのではないかと思ったのだ。

 

しゃべりだす家電というのは面白いが、そうした機器が増えれば増えるほどあちこちでしゃべり出されることになり、集中制御の必要は大きくなってくると思う。そんな時にスマホ以上のお手軽な端末はないのではないか。

インターフェイスを統一してより使い易いIoTになったら世界は変わる!


ただ世間に出てきているIoT(アイ・オー・ティー)家電はほとんどが、スマホアプリ(Android、iOS)に対応している。なのでスマホでコントロールすることはさして問題ないように思える。

 

しかしここで考えて欲しいのは、メーカーごとにアプリを作っているという現実。家中の家電を同じメーカーの製品で統一するということは実際問題現実的じゃない。そうなると、メーカーごとに違うアプリを立ち上げてコントロールすることになる。これは正直便利な状況とは程遠いのではないか。

 

考えてみれば、テレビ、DVD、HDDレコーダーのリモコンさえ規格統一がされていないのが現実。各メーカーのリモコンを操作できるリモコンも発売されているが、設定は結構億劫である。

 

つまりIoT(アイ・オー・ティー)が抱える問題点はずばりそこなのだ。せめて家電だけでもいいから共通オペレーションのできるアプリを開発して欲しいと思う。パソコンの普及はWindowsが頑張って、使い方の統一がある程度なされたから。それに伴い操作方法がある程度統一されることによって普及は促進された。

 

iPhoneがブームになったのも、インターフェイスがAppleによって厳格にコントロールされたことによって、直感的な操作が可能になったからだろう。AppleはそうしたiPhoneなどの製品で使用説明書を廃止するという先陣を切った会社。今時マニュアルを熟読して製品を使うということの方が時代遅れなのだ。

 

なので、今後のIoT(アイ・オー・ティー)の加速を生むのはそうしたインターフェイスの統一だと記者は考える。何もマニュアルを読むことなく、日常のスマホ操作の延長線上でIoT(アイ・オー・ティー)機器を操作できるようになるのなら、普及しない方がおかしいとも思う。

 

どこかのメーカーで、というのが角が立つなら、どこにも属さないソフトウェア会社が開発したっていいと思う。IoT(アイ・オー・ティー)の鍵を握るのはどれだけ人間が苦労せずに使えるスマホアプリが開発されるかどうかだと思うのだ。

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