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「重たい布団」で寝た方が、快眠できる【米・研究結果】

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布団の重さを感じると、なんとなくですが違和感あるような気がしませんか?ホテルのようにブランケット1枚ですっきり。こちらを好む人だって少なくないはず。ところが、不安なくぐっすり眠るには、適度な布団の重さを体に感じている方がベター、と科学は結論づけているようです。

不安解消、ぐっすり眠れる
“チョイ重”掛布団のススメ

体に若干の重さを感じる程度の布団が、なぜ不眠症の改善に役立つのか?その答えの前に、一人の学者を紹介しましょう。

自閉症を抱えながら、動物学者として成功をおさめたコロラド州立大学のテンプル・グラディン博士。彼女は自身の体験と研究を元に、自閉症の人たちが好む圧迫刺激に着目し、情緒の安定をもたらす「ハグマシーン」を開発し、2010年『TIME』誌が選ぶ、最も影響力のある100人にも選出された人物です。

そのグラディン博士の見解によれば、体に適度な圧力をかけることは、神経をリラックスさせる効果的な手段なのだそう。つまり、寝ている時も圧力のかかる状態をつくり出すことが、不安を解消し、快眠へと誘う手段という解釈。

体にかかる適度な圧力は
母親の胎内の安心感

「軽い刺激が神経を過敏にしてしまうのに対し、適度に圧力がかかる重い布団で眠ると、リラックスして心を落ち着かせることが、研究からも結論付けることができます」

グラディン博士の見解によると、やや重みを感じる程度の布団を使うと、全身に圧迫刺激が加わり、包まれているような気分を得ることができるんだそう。それは母親の胎内にいた時の記憶。優しく抱きしめられている感覚を得られるそうです。「Lifehacker」は、不眠症に悩む人にも圧力がかかる布団を推奨する彼女の言葉を紹介しています。圧迫刺激を与えることで落ち着く。これって、人間の本能なのかもしれませんね。

掛け布団は、
体重の10%がベスト

では、実際にどのくらいの加圧がかかる布団がベストなのでしょう。体格によって個人差はあるものの、大人なら概ね6キロ〜13キロくらい。体重の10%程度を目安にした布団チョイスが良いようです。ただし、軽くても羽布団のように体にぴたっと密着するものであれば、こちらも優しく抱きしめられている感覚を得らます。次回、掛け布団を干すついでに、布団を持ったまま体重計に乗って、自分が使っている布団の重さを調べてみてはいかがでしょう。

暖かさも快眠の必須ポイント
適温は16度〜21度!

布団の圧力に加え、暖かさも快眠をもたらすキーポイントだと報じる「Psychology Today」。NY州にある「睡眠障害センター」で不眠症治療を担当するAlice Hoagland医師は、実験から導き出された適温を16度〜21度と定めました。外気温が低すぎれば覚醒に近づいてしまい、逆に体温で上昇しすぎるのも睡眠の妨げになるんだとか。

「寝ている時の体温は通常、睡眠に入ってから4時間くらいは低下傾向。この体温低下が、深い眠りへと誘ってくれるのですが、ここから徐々に体温は上昇していきます。“こもり熱”、これが睡眠を妨害する原因なのです」

つまり、温すぎてもダメだし寒すぎてもいけない。これって案外ムズカシイ?とにかく適温が保たれるよう、衣類と布団で上手にコントロールできれば、朝までぐっすりが保証されるはず。
この時季なかなか寝付けない。とお悩みの方、布団の重さと暖かさに気を配ってみてはいかがでしょう。

Reference:Psychology Today,Lifehacker,Temple Grandin

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