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「私は『原発ミニマム論者』」 孫正義、「電力安定供給論者」堀義人と徹底討論

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「『孫正義×堀義人』トコトン議​論 ~日本のエネルギー政策を​考える~」の様子

 原子力から自然エネルギーへのシフトを訴えるソフトバンク社長の孫正義氏は2011年8月5日、ビジネススクールなどを展開するグロービス代表で「電力安定供給論者」の堀義人氏と、日本のエネルギー政策について公開討論を行った。

 両者の握手から始まった討論会。堀氏は、「再生エネルギーは賛成だが、安全性、実現性、経済性、土地面積を考えなければならない。たとえば経済性が失われれば、雇用の喪失を生む。脱原発の前にそれらを考えるべき」と主張した。

 これに対して孫氏は、数字をあげながら「脱原発」で大きく経済性が失われることはないと主張。その上で、「(原発を止めることで)国民生活が成り立たなくなる限度はどこなのか。どうしても必要であればその分だけ原発を使って、その中で自然エネルギーへシフトしていけばいい。私は『原発ミニマム論者』だ」と反論した。(21:00更新)

■一度、トコトン議論しますか?

 福島第1原発の事故以降、孫氏は「脱原発」を掲げた言動で注目を浴びている。また孫氏は、菅直人首相が成立に意欲を燃やす「再生エネルギー特別措置法」を睨み、政界や地方自治体を巻き込んで、太陽光発電事業への参入に邁進している。

 この孫氏に対して、批判的な見方をする人もいる。そのひとりの堀氏は、自身のTwitterやブログで、急速な「脱原発」では電力価格が高騰し、日本経済が深刻な打撃を受けると主張。その上で、堀氏は、

「『政商』の様に振る舞い、自分が都合が良い方向、日本にとってマイナスな方向に導いている」

などと孫氏を繰り返し批判した。一方の孫氏は7月2日、自身のTwitterで、

「堀義人さんは、結局の所、原発推進論者ですか。一度、トコトン議論しますか?」

と応戦。これを受けた堀氏が「いつでも喜んで受けますよ。僕は、『電力安定供給論者』です」と対決の姿勢を示し、今回の討論が実現することになった。

「孫正義×堀義人」トコトン議論 ~日本のエネルギー政策を考える~

(山下真史)

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] 「孫正義×堀義人」トコトン議論 ~日本のエネルギー政策を考える~
http://live.nicovideo.jp/watch/lv58739430?po=news&ref=news

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