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5300年前のミイラ 胃がんの原因になるピロリ菌を検出

政治・経済・社会
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医学の進歩にともない、胃がんの治癒率は高まっていますが、罹患率は上昇しています。その一つの原因としてピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染があるとされています。

ピロリ菌は、胃酸を中和する物質を分泌する上に、胃粘膜に食い込むような形で生息を続けます。やがて、ピロリ菌に感染した部位からびらんの症状がおき、果ては、胃がんが生じるというものです。ピロリ菌の感染ルートは完全に明らかになっていませんが、日本においては、井戸水を使用した世代に罹患率が高いことから、土壌の中などから混入したりといった可能性が指摘されています。

ところで、このピロリ菌ですが、近代になって感染が広がったわけではないようです。イタリア・オーストリア国境の氷河で発見された遺体(通称・アイスマン)の胃からピロリ菌が発見されたとのこと。イタリアのボルツァーノ欧州アカデミーらがDNAを採取、1月8日付のアメリカ科学雑誌『サイエンス』に発表し、話題を呼んでいます。

ピロリ菌は、世界の人口の半数が罹患しており、放置しておくと胃潰瘍を引き起こすだけでなく、果ては胃がんに発展することも珍しくありません。
日本においては、健康保険が適用されており、抗生物質を内服することで、除菌が可能ですが、今回の発見は、人類がピロリ菌に感染し、どのような経過をたどってきたか貴重な情報を与えてくれそうです。

※写真はイメージ 足成より http://www.ashinari.com/2011/01/19-344825.php

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(執筆者: 松沢直樹) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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