シャキ、ほくほく、もっちり。れんこんの食感は切り方で変わる!

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穴が空いているので「見通しがきく」という縁起担ぎから、おせち料理をはじめお祝いの席には欠かせないれんこん。「蓮根」という名前から当然、根菜類の仲間と思われがちですが、私たちが食べているのは根ではなく、地下茎の肥大化したものです。

ほっこり食感のもとは主成分のでんぷん

やわらかく煮たれんこん特有のほっこり、さっくりした食感は、主成分のでんぷん質が多いことに由来します。白い淡色野菜のため栄養がなさそうに思えますが、実は栄養の宝庫。ビタミンCをはじめ、野菜には珍しくビタミンB1、B2も含まれているため、疲労回復・口内炎・目の充血や肌荒れ予防に効果があります。

また、噛み切ったときに出る糸は、山芋などにも含まれるムチンという成分によるもの。消化不良の解消や風邪予防にも効果があります。さらにポリフェノールの一種であるタンニンが、胃腸の働きをよくしてくれます。

これらの豊富な栄養分から、れんこんは古くからその薬効が注目されてきました。奈良時代の文献『常陸国風土記』や平安時代に記された日本最古の医学書『医心方』には、病める人はれんこんを食べれば早く癒えるという記述が残っています。

切り方や下ごしらえで食感が違ってくる!

鮮度のいいれんこんは、よく太っていて、手に持ったときずっしり重みがあります。秋冬に出回るれんこんには赤褐色の皮を持つものもありますが、これは「赤ブシ」といって酵素を吐き出している証拠。6月から9月に出回る「新れんこん」はやわらかく、あっさり淡白な味わいですが、冬に出回るれんこんは粘りと甘味が増すのが特徴です。ゆっくり煮るほどにもっちり食感に仕上がるれんこんは、寒い季節の煮物にもぴったり。

また、切り方で食感に変化が出るのもれんこんの面白いところ。輪切りにすると食物繊維が残ってシャキシャキ食感に、逆に乱切りにすると繊維がほぐれてホクホク食感に、すりおろして団子にするともっちりした食感になります。献立にあわせて、それぞれの食感の違いもぜひ楽しんでくださいね。

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