世界一明るい「退職届」の出し方! コーラス隊を引き連れ「僕は辞めるよ」と歌い上げる

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世界一明るい「退職届」の出し方! コーラス隊を引き連れ「僕は辞めるよ」と歌い上げる

仕事を辞めたいと思っても、それを上司に伝えるのは億劫なもの。「次はどうするの?」と根掘り葉掘り聞かれたり、しつこく引き留められたりすることを想像すると、「面倒だからこのままでいいか」と思ってしまいます。

しかし世界には、そんな場面を明るく演出する方法を思いついた人がいます。シカゴ在住のフィルさんは、バリスタとして3年勤務したコーヒーショップを辞める際、上司に「歌の退職届」を使って辞意を伝えることにしました。
「ここの仕事は好きだけど、新しいキャリアを始めなきゃ!」

その日、彼は黒の三つ揃えスーツに赤いポケットチーフを差し、オレンジ色のジャケットを着た5人組の黒人コーラス隊を引き連れて店を訪れました。そしておもむろにスタッフやお客にあいさつをし、「今日はみなさんに言いたいことがあります」と宣言します。

あっけに取られる観客たちをよそに、フィルさんは「Hit it!(演奏を始めるよ!)」と声をあげ、コーラス隊とともに踊りながらこんな歌を披露したのです。

僕は今日、仕事を辞めるよ、ヘイヘイヘイ! 僕は辞めるよ!
(I am quitting this job today hey hey hey I’m leaving.)
ここの仕事は好きだけど、新しいキャリアを始めなきゃ!
(Even though I like it here. Gonna start a new career.)
トップを目指し、自分のコーヒーショップを始めます!
(Gonna make it to the top and start my coffee shop.)

美しいハーモニーが店内に響き渡り、フィルさんも素晴らしい歌唱力です。店内は思わず笑いに包まれ、2人のボスは口をポカン。あまりの賑やかさに、窓越しに覗く通行人もいます。最後にフィルさんが「僕は辞める!」と聖歌のように熱く歌い上げると、そのパフォーマンス力に店内には割れるような拍手が沸き起こりました。

この様子は、全米で放映される朝のテレビ番組「スティーブ・ハーベイ・ショー」で取り上げられ、この動画自体も番組で放送された様子を紹介したもの。YouTubeの公式動画は200万回以上も再生されています。

視聴者は「面白い仕事の辞め方だ」と喜び、上司も拍手をしていたとして、「その日のうちに(フィルの)後釜が見つかりそう!」という人も。退職したての人からは「今日、僕が仕事を辞めるときに、彼らがいたらよかったのに…」というコメントもありました。退職というと空気が重くなりがちですが、こんな方法ならみんなに祝福されそうです。

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