マンガ『BASARA』に学ぶ、応援してくれる人の大切さ――大事なことは全部マンガが教えてくれた

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©田村由美 / 小学館文庫

「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?

普通に仕事をしているだけでは、なかなか気づくことのできなかった考え方など「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを紹介する「大事なことは全部マンガが教えてくれた」シリーズ

今回は、戦国と化した日本を舞台にした少女マンガ『BASARA』(©田村由美 / 小学館文庫)より、応援してくれる人の大切さを感じられる言葉をご紹介します。

「がんばれ」という言葉がプレッシャーになるときがある

限界ギリギリまで頑張っている、と自分で感じている時に「がんばれ」と声を掛けられると、「もう十分がんばってるよ!」と言いたくなってしまう、なんていうことありませんか?普段であれば「がんばれ」と言われることはありがたいことなのですが、余裕がない状況だったり、その時の自分にとってはハードルの高いことへ挑戦しなければいけないときなどは、「がんばれ」という言葉がプレッシャーになってしまうことがあります。しかし、それでもやっぱり応援してくれる人というのは、貴重な存在。

そのことを教えてくれるフレーズがこちら!

がんばれがんばれって言われるのもきついけど、

もういいよって言われるの、もっとつらいね

©田村由美 / 小学館文庫

主人公の更紗は、親兄弟を殺し、村を焼いた「赤の王」を倒すため、殺された兄に代わって救世主「タタラ」になることを決意します。「赤の王」である朱理もまた、殺された部下の敵討ちのため「タタラ」を討つことに力を注ぎます。

旅の途中、偶然にも更紗は朱理と出会います。二人は互いが敵であることを認識せず、いつしか恋に落ちていました。二人でさまざまな旅をしていく中で、徐々に絆を深めていく二人。しかしついに、更紗は「タタラ」として、朱理は「赤の王」として戦場で出会うことになります。

事実を知り、あまりの衝撃で思考停止になる二人。戦いが終わり、抜け殻のようになった更紗を、古くからの仲間である揚羽は富士山の麓へと連れていきます。

衝撃的な事実を前にして、考えること、現実と向き合うことから逃げている更紗を立ち直らせようとするも、更紗は心を閉じたまま。揚羽はふと、このまま戦いから離れていた方が幸せなのではないかと考え始めます。

心を閉ざしたままの更紗に、揚羽は彼女の大切な刀を、「もう戦わないのなら捨ててしまっても構わないか」と迫ります。それでも、何も反応を示さない彼女に、揚羽は「諦める」決意をしました。

いろいろとつらく当たったが、もう言わない。おまえには、もう言わないよ。楽になれ

そう言い残し、揚羽は更紗の元から去っていきました。

その後、とあるお寺にお世話になり始め、正気を取り戻していく更紗。正気になって初めて、揚羽に見捨てられたこと、諦められたことを思い、上記の言葉をこぼしました。

応援してもらえるありがたさを、改めて見つめなおす

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元々伝説の救世主「タタラ」として生まれたのは更紗の兄でした。しかし彼は赤の王によって殺され、更紗はその仇を討つために「タタラ」になりきる覚悟をしたのです。しかし「タタラ」と名乗ることは、救いを求める人たちの期待を一身に受けるということでした。

気付いたら「タタラ」を名乗った更紗の肩には、仲間の命、苦しみから脱したいと願う人々の期待がのしかかり、大きな重圧となります。「がんばれ」「期待してる」という言葉が、更紗にとってはプレッシャーにもなっていたことでしょう。

しかし、自分が心を閉ざし、これまでずっと支えてきてくれた揚羽に「もういいよ」と諦められたとき、もう自分には期待してくれないのだと思ったとき、期待してもらえることのありがたさ、応援してもらえることのありがたさを知ったのです。

人は基本的には、「応援してもらいたい」「期待してもらいたい」と思うものです。しかし、何かがうまくいかなくなって苦しんでいるとき、まだ迷いの中から出口を見つけられていないときなどは、その応援や期待をうとましく思ってしまったり、重圧に感じてしまったりすることもあるかもしれません。

そんな時はこの言葉を思い出し、「諦められること」「期待されないこと」のつらさを思えば、応援してもらえていることのありがたさ、期待してもらえていることのありがたさを、改めて見つめ直してみてはいかがでしょうか。

>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ

監修:リクナビネクストジャーナル編集部

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