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ヒトラーの著作がドイツで再販 議論必至

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2016年になり、昨年12月31日をもって著作権保護期間を終えてパブリックドメインになった作品がいくつもある。例えば、日本では江戸川乱歩や梅崎春生、谷崎潤一郎、中勘助など名作家たちが並んでおり、私たちはその作品を自由に享受できるようになったというわけだ。

一方で、著作権保護期間が作家の死後70年までというEUでは、2冊の歴史的な本がパブリックドメインとなった。1つは“The Diary of a Young Girl”(『アンネの日記』)であり、もう1つは“Mein Kampf”(『わが闘争』)である。

『アンネの日記』はナチスによるユダヤ人迫害から逃れるためにオランダ・アムステルダムでの隠れ家での2年に渡る生活がつづられた一冊で、秘密警察に逮捕されたアンネは1945年3月頃に収容所で死去したといわれる。日記が本として出版されたのは1947年のことで、父のオットーの尽力によるものだった。
実はこの『アンネの日記』、現在著作権について係争中で、アンネ・フランク財団はアンネ死後に出版された日記であり、著作権保護期間は出版日から50年とした上で、1986年に発行された版はパ2037年1月1日にパブリックドメインになると主張している。しかし、現在すでに“Diary of a Young Girl”はインターネット上でフリーダウンロードできるようになっていると米ネットメディアの「The Verge」は伝えている(*)。

一方、『わが闘争』はナチスの指導者であるアドルフ・ヒトラーの自伝であり、ドイツではこれまで禁書とされていた。しかし著作権保護が切れたばかりの1月8日、注釈入りで“Hitler, Mein Kampf – Eine kritische Edition”として再出版される予定となっており、ドイツを中心に議論が巻き起こっている。
(新刊JP編集部)

*Anne Frank’s diary is now free to download despite copyright dispute
http://www.theverge.com/2016/1/1/10698254/anne-frank-diary-free-download-copyright-dispute


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