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1歳の子の頭突きからはじまった、子連れ歯医者通い。子育てはママの体が資本と痛感

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妊娠を希望する前にやっておけばよかった最大の後悔は、歯のメンテナンスです。

歯医者が大嫌いな私が、なんとなくおかしいとは思いつつも不調を放置していたおかげで、産後、自分にとって最悪な結末を迎えなければならなくなりました。

子どもが1歳を過ぎた、とある未明のことでした。

布団の上で泣いて暴れまわる子どもの頭が、見事に私の口と衝突。

その瞬間、にぶい音が頭に響き、血の味が口の中に広がりました。

何か口の中がおかしいことはわかりつつ、とりあえず子どもを寝かしつけて、落ち着いたところで洗面所に口の異常を確認しに行くと、右上前歯があらぬ方向を向いていました。

驚いてぐらっとした歯を定位置に指で直しながら、ひどく焦りました。

そして真夜中の真っ暗な部屋で、どうにかしてくれる歯医者を急いで携帯で探しました。

当時、引っ越したばかりでかかりつけの歯医者もなかった私は、顔の印象にかかわる前歯なことを考慮して『審美歯科』を探すことにしました。

偶然にも近場に審美歯科と小児歯科を一緒に行っているところを見つけ、不安でいっぱいの中、まずはひと寝入りしました。

翌朝、前歯がまだくっついていることを確認して、その歯医者の診療開始時間と同時に電話をかけました。

その歯科は本当に対応が良く、子ども同伴の受診が可能なこと、まずは状態を見たいのですぐに来てほしいと言われました。

急いで歯科に行くと、とても人気のようで待合室は混雑していましたが、子ども対応の個室に案内され、診察を受けることになりました。

そこには子ども用いすとDVDがおいてあり、

「ダメそうなら誰かが抱っこしたり、なんとかするので安心してください」

と歯科助手さんより伝えられました。

そして私の状態確認は進み、応急処置として強力接着剤でぐらぐらになった前歯と隣同士をくっつけられ、見た目を元通りにしていただきました。

そしてこの歯に以前からできていた虫歯が、妊娠・出産の間に徐々に悪化したところで子どもと衝突し、どうにもならない状態のため次回抜歯するという治療方針を伝えられました。

歯医者から逃げていたばかりに、29歳にして義歯にしなければならなくなった事実がショックで、立派なおとなが歯科で泣きかけました。

でも自業自得。

次回の予約をするしかありませんでした。

そこで問題が発生しました。

「抜歯には2時間近くかかるので、子どもさんはどうにかなりませんか」

という話になったのです。

当時、主人は仕事が忙しく、頼れませんでした。

実家も遠いところにあり、さらに共働きのため相談できないと考えていました。

とりあえずファミリーサポートの登録と市と民間の一時保育の登録をすることにしたのですが、とにかく人見知りの子どもだったので、登録申請の時にも泣き通しで落ち着かず、預けることに躊躇しました。

そして私がいたらなかったばかりに、子どもに迷惑をかけてしまって本当に申し訳ないと悩みに悩みました。

結局、いろいろな方法を考えたうえで実家の両親に頼み込み、仕事を休んでもらって子どもを預かってもらいました。

おかげで無事に抜歯をすることができました。

本当に当時面倒を見てもらったことは今でも感謝しています。

しかし抜歯後からもまだまだ大変でした。

ほかにもたくさんできていた虫歯の治療をしたり、義歯の調整をしたりするのに1年がかりの治療になったのです。

当然、毎回両親を頼るわけにはいかないので、ほかの通院はいつも子ども同伴で行きました。

ある時はDVDを見せ、ある時はおやつを食べさせ、ある時はお腹の上に抱っこした状態で治療を受けました。

予約時間も子どもの食事・お昼寝・ぐずる時間は避けたため、なかなか予約をとれないこともありました。

気が付けば子どもも2歳を過ぎ、

「おかあさん、は、ないねー」

とおしゃべりできるようになり、義歯をはめる前後の写真をカメラで撮ってもらう際には、子どもがカメラに向かってピースをするほど成長していました。

妊娠・出産を経験して、私は体中のエネルギーを子どもに奪われていった気がします

その結果、弱いところが一気に弱ってしまったのだと、このことを通して実感しました。

育児は自分の体が資本です。

子どものためにも、産前に自分の体をしっかりメンテナンスして、万全の状態で子どもを迎え入れることができたらよかったと、今さらながらですが本当に思います。

最後に、唯一この体験を通してよかったことは、子どもが歯医者に対してそれほど抵抗なく行けるようになったということです。

あまりにも私が通っていたため、歯医者の存在をとても身近に感じてくれるようになり、定期健診もあまり嫌がることなく行ってくれます。

子どもには私のように虫歯で苦労はさせたくないので、親として子どもの歯だけは守れるようにしたいです。

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著者:きのこ

年齢:30歳

子どもの年齢:泣き虫4歳娘とやんちゃな1歳半娘

社会生活から離れて、どっぷり子どもとの生活5年。プリキュアとか、ワンワンとか、アンパンマンじゃない、大人の世界を感じたい今日この頃です。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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