すべての女性に伝えたい、新しいことへのチャレンジと時にはリスクを冒すこと
中南米コスタリカに、訪れた人が「人生で最高の経験をした」「また必ず戻ってくる」と口をそろえて述べるサーフィン・スクールがあります。カリフォルニアで生まれ育ったアメリカ人女性のティルザ・アイヒナー(Tierza Eichner)が運営するこのスクールには、一体どんな秘密があるのでしょうか。
(C) Pura Vida Adventures
ティルザのスクール「Pura Vida Adventures」は、正確には女性対象のサーフィン兼ヨガ・スクール。「Pura Vida」とはコスタリカの公用語であるスペイン語で「Pure Life」という意味。人々が挨拶をするとき、「調子はどうだい?」「Pura Vida! 」のように交わされる言葉で、「とても素晴らしいよ、人生を楽しんでいるよ」というニュアンスなのだとか。
(C) Pura Vida Adventures
コスタリカの雄大な自然の元、朝日と共に目覚めのヨガを行い、日中は美しい海でサーフィンをしながら波と戯れます。そして夜は、スクールのスタッフや仲間たちとお酒を飲みながら語り合う日々。確かにとても楽しそうではありますが、彼女たちが「人生で最高の経験をした」というのは、サーフィンやヨガそのものの体験ではないのです。
サーフィンとヨガを通して伝えたかったこと
(C) Pura Vida Adventures
2003年のスクール創設以来の自分の仕事を振り返り、ティルザさんは「一番良かったことは、多くの女性に新しいことにチャレンジすることの大事さと、時にはリスクを冒すことの必要性を伝えられたことだと思う」と述べています。それらを伝えるのに、サーフィンとヨガはとても適しているのだとか。「大きな波に挑むとき、恐怖を覚えるでしょう。でもそれをやり遂げたときの、彼女たちの自信に満ちた様子を見るのが好きです。その自信が、いい変化に繋がっていくのでしょう」と語っています。
(C) Pura Vida Adventures
そしてヨガを行うことで、集中力や精神の柔軟性も養えるそう。スポーティなサーフィンと静かなエクササイズのヨガという、一見真逆に見える二つのアクティビティですが、共通するのは自分自身の心に向き合うということかもしれません。
Pura Vidaとは「人生を楽しむこと」
通常「Pura Vida」のスクールは一週間ですが、そこで親友を見つけることも珍しくないといいます。飾らない自分を見せ合った仲間同士、絆が深まるのでしょう。参加者が述べている「人生最高の経験」とは、「Pura Vida=人生を楽しむこと」がどういうことか分かったということかもしれません。
(C) Pura Vida Adventures
なかなかコスタリカまで出かけるのは難しそうですが、ティルザさんの語る「新しいことにチャレンジすること」「時にはリスクを冒すこと」を意識することで、新しい人生の扉が開けられるかもしれませんね。
[Pura Vida Adventures]
[The Wonder Soul]
[De oceaan als leermeester]
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