Google Pixel ブランドのAndroidタブレット「Pixel C(C1502W)」 開封の儀&ファーストインプレッション

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12 月上旬に海外で発売された Google Pixel ブランドの Android タブレット「Pixel C(C1502W)」を入手したので早速開封の儀を執り行います、。Pixel C は、Android 6.0 Marshmallow を搭載した 10.2 インチ画面の大型タブレットで、別売のキーボードドックと組み合わせるとノート PC としても利用できる 2 in 1 の製品です。Pixel C の特徴は、Google が設計・開発したタブレットであるところと、最新のスペックを備えたところでしょうか。外装は Chromebook Pixel のようなフルメタルボディを採用しており、プロセッサには NVIDIA の最新モバイルプロセッサ Tegra X1 をタブレットでは初めて採用しました。また、ディスプレイも 10.2 インチ 2,560 x 1,800 ピクセルと他の Android タブレットよりも大きく高精細です。Pixel C で期待されることは、従来の Android タブレットに比べてノート PC としての利便性が向上してるのか?という点だと思います。先にお知らせしますが、残念ながら、現行の Pixel C にそのような機能はありません。細かい部分に違いはありますが、機能的には Nexus 9 の拡大版だと言って良いでしょう。Pixel C の主要スペックは、10.2 インチ 2,560 × 1,800 ピクセル(308ppi、500nits)の IPS 液晶ディスプレイ、Tegra X1 1.9GHz Cortex-A57 クアッドコアプロセッサ(256 コア GPU)、LPDDR4 の 3GB RAM、32GB / 64GB ROM、背面に 800 万画素カメラ、前面に 200 万画素カメラ、34.2Wh(3.8V で約 9,000mAh)を搭載し、Wi-Fi a/b/g/n/ac(2×2 MIMO)、Bluetooth v4.1 + HS に対応しています。それでは開封していきましょう。Pixel C は Pixel ブランドということで、パッケージングが Nexus 製品から変更されています。白の箱に Pixel 特有のライトバーを描いた外観です。

同梱品は、Pixel C 本体、USB Type-C ケーブルの USB チャージャー、取説などの書類です。

Pixel C の外装はアルマイト処理を施したフルメタル仕様です。背面から側面にかけて同じ素材が使用されています。見た目はまるで MacBook のシルバーです。

メタルボディと聞くと、冷たくて金属に触れているような手触りではないか?と思う方も多いと思いますが、Pixel C にはアルマイト加工が施されているので、表面は意外と滑らかでした。そのため、持った時の感触は Nexus 9 に近いと思いました。また、手持ちの MacBook と比較すると、MacBook よりも表面がきめ細やかな感じも受けました。筐体サイズは 242 x 179 x 7 mm / 517g で、カラーはシルバー 1 色です。

ディスプレイサイズが 10.2 インチなので、筐体サイズは 9.7 インチの Nexus 9 よりも大きいものの、厚みは Pixel C の方が薄いようでした。

スピーカーは左右の側面にスリット型のデザインで搭載されており、音をステレオで視聴できます。音量が小さい場合は乾燥したステレオ感ですが、音量を中 ~ 高にするとタブレットの全面から音が出るような音質になります。

左側面にはボリュームボタンと USB Type-C コネクタ。USB Type-C の採用により、15W の急速充電も可能になっています。

上部には電源ボタン。

背面には Chromebook Pixel でお馴染みのライトバーを搭載。

Pixel C は Android 6.0.1(Marshmallow)を OS に採用しています。Pixel ブランドで中身を Nexus から一新したかと思いきや、中身はほぼ Nexus でした。

UI で唯一異なるところを挙げれば、ナビゲーションボタンが左右に分割されているところです。端末の左右を持って操作している場合やノート PC スタイルで使用している際に、それぞれのボタンが押しやすいというメリットがあります。

プリインストールアプリは Android 標準アプリと Google アプリが多数。

UI 周りは Nexus とほぼ同じです。

Chromebook Pixel の流れもあって Pixel C の Chrome ブラウザは専用設計ではないか?と期待されるところですが、Chrome の機能や表示内容は Google Play ストア版と同じです。

Pixel C のディスプレイサイズは 10.2 インチです。Android で一般的な 10.1 インチよりもわずかに大きく、解像度の高さや液晶の関係もあってか、画面の表示内容は非常に綺麗でした。これは見ただけで明らかです。

また、一般的な 10.1 インチ 2,560 x 1,600 ピクセルの 16:10 ディスプレイよりも横に広いため、WEB ページの表示量が多く、電子書籍ではより大きく表示されるようになっています。

最高輝度が 500nits らしいので、屋外での視認性は比較的良好でした。

性能面について。Pixel C のプロセッサにはベンチマークアプリで現在トップに君臨している Tegra X1 を採用しています。また、RAM には高速な LPDDR4 を採用していることもあり、アプリの実行速度は十分過ぎるものでした。特に、ゲームアプリの起動と各所に見られるローディングの時間が短く、全体的に動きは機敏です。ただ、解像度の高さが影響してか、それとも私が乾燥肌だからなのかは判断できませんが、タッチパネルの感度が思ったほど良くなく、頻繁に誤タッチをしてしまいます。ネット上でタッチパネルの問題は見かけないので、私の指が問題なのかもしれません。

Pixel C は前後にカメラを搭載していますが、LED フラッシュはなく、HDR+ にも対応していません。また、静止画の画質はあまりよくなかったみたいです。露出の自動調節がうまく働かないようで、明暗に多きな差がある場合はタッチ位置によって白飛び、あるいは黒つぶれが生じていました。とはいえ、タブレットのカメラなのでパフォーマンスや画質に期待している方はあまり多くないと思います。

次回は Pixel C のキーボードドックの開封 & ファーストインプレッションを紹介します。

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