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無名×大物アーティストとのコラボも実現? 音楽SNS「SoundCloud」の可能性とは

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音源データ共有のプラットホームとして誕生したSoundCloudは、誰もが手軽に自作の音楽を投稿することができ、ほかのユーザーが投稿した曲を聴くことができる、いわば音楽に特化したSNSサービスだ。ビヨンセなどの大物アーティストからアマチュアまでさまざまな人が楽曲を投稿しており、SoundColudでしか出会えない曲も盛りだくさん。ユーザー同士が気軽にコミュニケーションを交わせる点がうけて、日本でも徐々に注目を集めてきている。

音楽の「流通革命」の一端を担うSoundCloud

iPodとiTunesストアのサービスが普及して以来、音楽の「流通」のあり方は大きく変わった。実際にレコード店に足を運び、CDを購入して自宅で聴くという時代から、オンラインで音楽をダウンロードしたり、ストリーミング再生したりすることが一般的になっている。デジタル化された音源が業界にもたらす影響は大きい。SoundCloudの登録ユーザー数は1億5,000万に達し、月間のリスナーは1億7500万にもなっており、アーティストと聴き手との接触の機会を格段に増やした。

たとえば、ヒップホップ界の天才ラッパー、スヌープ・ドックは、SoundCloud上からポーランド人アーティストのイザ・ラフを見つけ、そこですっかり彼女の音楽に惚れ込んだ。スヌープ・ドックは自らポーランドまで足を運んで彼女に会いに行き、約100もの楽曲をレコーディングした後、彼女との契約を決めたそうだ。このように、プロのアーティストが無名のユーザーの楽曲に興味を持ち、実際にコラボレーションが生まれたり、新人を発掘の場としても話題になっている。なかなか楽曲を発表する機会がつくれなかった無名アーティストが、自らの作品を発信する場として活用するなど、SoundCloudは音楽の可能性を一気に広げたサービスなのだ。

そんなSoundCloudが、クリエイター専用アプリ「SoundCloud Pulse」を配信。SoundCloud Pulseはどう進化したのだろうか? そして、本アプリが音楽業界にもたらす影響はどのようなものか?

SoundCloud Pulseはクリエイターの活動の要となるか?

SoundCloudがSoundCloud Pulseを出した理由を探るべく、まずはその機能と、クリエイターが利用するメリットについて解説しよう。

SoundCloud Pulseでは、従来のSoundCloudの機能(楽曲の投稿、共有など)に加えて、他ユーザーからのリアクションが通知され、フォローやお気に入り、コメント通知をリアルタイムで確認することができる。コメントに対する返信も同様にその場で可能だ。

また、アナリティクス表示によって、過去24時間、30日間、12カ月間の再生回数やお気に入り数の把握も容易になった。

SoundCloud Pulseに新たに追加されたこれらの機能は、すべてアーティスト向けのものであることがお分かりいただけるだろうか? これは単にユーザーに対してのサービスと考えてはいけない。制作者によりよい環境を与えること。すなわち、創作活動を活性化させることが音楽業界を活発にすることでもあるのだ。

一方、リスナー側からしてみれば、それらは不要なコンテンツである。SoundCloudに求めるものを分かつ、クリエイターとリスナーの二層に向けて、別々のコンテンツを提供しようとする試みがSoundCloud Pulseだというわけだ。

SoundCloud Pulseをリリースしたことによって、「音源データの発信元」という役割におけるSoundCloudの位置付けと、音楽業界での存在感は増していくだろう。飽和状態にあるとも言える音楽業界だが、オンラインの特性を活かした拡散力の強いアプリの登場は、クリエイター同士の創作の連鎖を生み出したり、新たなジャンルの誕生を支えていったりするのかもしれない。

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