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清春、ニューアルバム完成を前に3年ぶりのソロツアーがスタート

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12月23日、実に約3年ぶりとなる清春のソロ・ツアーが横浜BAY HALLにて開幕を迎えた。

12月23日@横浜BAY HALL (okmusic UP's)

題して「TOUR天使の詩2015『21』」。このツアーは年をまたぎながら3月20日まで全国各地をめぐるもの。そしてこのツアー終了から10日後、3月30日には『SOLOIST』と題された待望のニュー・アルバムが発売されることになる。

近年は黒夢、SADSでの精力的な動きを重ねてきた清春だが、彼のソロ・アルバムは2012年11月に発売された『UNDER THE SUN』以来ということになる。今回の作品には過去10年間のさまざまな時期に生まれた、いわばライヴで育ってきた楽曲が数多く収められており、全13曲の収録曲のうち10曲のラフ・ミックス音源は、ソロ・アーティストとしての彼の新たなホームとなるワーナーミュージック・ジャパンのオフィシャル・サイト上でも、去る12月18日から先行ストリーミング公開されてきた(12月25日24時までの期間限定)。

つまり、アルバムが最終的な完成に至る前にツアーが始まり、そのツアーが終了してからCDがリリースされるという変則的な展開になっているわけだが、常にライヴ・ステージを主戦場としてきた清春からすれば、こうしたセオリーを無視したかのような時間の流れというのもむしろ当然のものだといえる。そして実際、この夜の会場を埋め尽くしていたのは、そんな彼と完全なる意思の疎通がとれた熱心なファン。おそらくその多くは、ストリーミング公開されていた新曲たち(とはいえ長年ライヴで演奏されてきた楽曲も多く含まれているわけだが)を事前に聴きこんでいたに違いない。オープニング・チューンとしてすっかり浸透している「JUDIE」から、三度にわたるアンコールの最後を締め括った「あの詩を歌って」に至るまでの全24曲、約3時間半に及ぶ経過のなか、一瞬たりとも場内の温度が下がることはなかった。ストリーミング公開にすら至っていない、まだ誰も耳にしたことのない楽曲が披露された場面でも、もちろんそれは同じことだった。

この日、清春の脇を固めていたのは、最新アルバムでも全曲に参加しているという沖山優司(b)、アレンジ面での貢献も大きい三代堅(g)をはじめ、中村佳嗣(g)、楠瀬拓哉(ds)という彼自身が絶大なる信頼を置くお馴染みの顔ぶれ。ツアー初日ならではの出来事としては、清春自身のミステイクにより、すでに途中まで演奏されていた「EDEN」(従来は「Let’s Dance」という仮題で親しまれていたナンバーで、この曲もニュー・アルバムに収録される)を最初からやり直すというめずらしい場面も見られたが、どこか神懸ったものすら感じさせる清春の歌声は、最初から最後まで、絶えず観衆を魅了し続けていた。

12月23日に清春がこの会場でライヴを行なうことは、なかば恒例化しつつあり、客席にはクリスマスにちなんだコスチュームに身を包んだファンの姿も目についた。ライヴの中盤ではそんなオーディエンスに向けて「Christmas」が捧げられたが、クリスマス云々という盛り上がりとは別種の熱と濃密な空気が、その場には渦巻いていた。清春自身、この夜はどこかでスイッチが入ったかのように笑いを誘うような発言を連発していたが、彼をそうしたテンションへと導いたのもまた、彼の気持ちを知り尽くしたファンだったのではないだろうか。「ツアー1本目ということを抜きにしても、超いいと思う」、「横浜、素敵な音楽をありがとう!」といった彼自身の言葉も、それを裏付けていたように思う。

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