ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

古き良き日本が、ブラジルにある。旅人たちが自給自足の共同生活を送る「弓場農場」とは

DATE:
  • ガジェット通信を≫

世界一周中の人は一度は耳にしたことがあると思うのですが、皆さんは、ブラジルにある「弓場農場」をご存知でしょうか?

サンパウロから約600キロ離れたアリアンサと言う村にある、日系人の共同生活体で、そこではブラジルでありながらも、日本の伝統や芸術を生活基盤としている自給自足の生活が行われています。

今回は私も滞在していた弓場農場について、皆さんに紹介させて頂きます。

 

弓場農場とは?

photo by peco

1935年、日本人の弓場勇さんが数名の同じ志を持った仲間とともに開拓した共同農場です。

「耕し、祈り、芸術する」を掲げ、自給自足をベースとした生活スタイルの中、誰もがのびのびと暮らしています。自然の中で生まれ育った皆が、アーティスティック。

昔の日本ってこんな暮らしだったのだろうなと感じさせられるような、正にブラジルの日本と言う表現がぴったりな心がホッと落ち着く場所です。

 

ここでは弓場農場、通称「ヤマ」に生まれ育った人だけでなく、日本や世界各国から一時的に訪問している旅行者が常に滞在しており、特別扱いされることなくヤマの人として、仕事に芸術に食事を共有します。

日本では中々体験すること無い農業だけでなく、合唱やバレエ、俳句などの芸術活動を体験しながら、忙しなさを感じない日本っぽさと、ブラジルなんだなと感じるパッションとの中で暮らしを満喫することが出来ます。

 

どんなことをしているの?仕事編

photo by peco

基本的には農作物や加工品を出荷してヤマで必要な収入を得ているので、旅行者も農業をメインに仕事をします。

主には、オクラやグアバ、カボチャの収穫やパッキング、出荷準備や、瓶詰め等の加工品づくり、時期によっては米など季節作物収穫などを行います。

 

また、お祭りやイベントがあるタイミングだと、その運営に必要な準備、旗作りや会場設営・運営なども行います。

そんな時に、楽器の演奏が出来る、裁縫が好き、イラストが得意など、好きなことや仕事としていたことなどを生かすことだって可能です。

遠慮する必要はありません。折角の機会、個々で出来ることを発信して、興味があることにチャレンジしてみると良いでしょう。

 

どんなことをしているの?生活編

photo by peco

仕事は朝7時から11時まで、その後昼食と昼休みを経た後に夕方まで働きます。仕事と食事以外の時間と、お休みの日は基本的に自由時間です。

夜に行われている合唱やバレエのストレッチに参加したり、休日の野球練習に参加したり、芸術鑑賞、釣りに連れて行って貰い、大きな湯船に浸かって、お酒を飲んでと…思うままに、ヤマの中で過ごすことが出来ます。

 

時に、日本や各地からこられた芸術家による舞台や演奏、ワークショップなどを体験する機会もあります。

毎年クリスマスイヴにはドレスアップしてのパーティー、クリスマスと30日にはテアトロでの演奏、バレエ、お芝居の上演が行われ、それを目当てに年末時期にやってくる人も多く居る程、大人気の舞台です。

 

どんなことをしているの?食事編

photo by peco

食事は朝昼晩の3食と、昼食後のおやつが提供されます。食事ごとに皆で揃ってから黙祷し、感謝して頂きます。

盛りだくさんのビュッフェスタイルで、毎日当番のメンバーが作る出来立てを食べられます。写真は、年に1度のすきやきパーティーした際のものです。

手作りおやつも含め、基本的にほぼ全てがヤマで作られた無添加な食べものです。

麺類も手作り、お肉も、育てている豚を頂くので、自給自足、食べることについて考えるきっかけにもなるでしょう。

 

何とて、長期旅行者にはよだれが止まらない程、美味しすぎるごはんが待っています。

世界一周中の皆さん、卵かけご飯を食べられますよ!日本でこんなに野菜を食べることが無かったと言う人も居たほど、理想的な食事で毎日満たされることは言うまでもありません。

どんぶりで白ご飯を食べ続けたおかげで、みるみる増量した私も文句ありません!

 

誰がどうやったら訪問できるのか

photo by peco

弓場のホームページに記載されている問い合わせ先へ連絡をすれば、誰でも1日から訪問を受け入れてくれます。こちらから

が、ヤマで過ごしていた私からしても、2ヶ月でも短すぎる!と感じた程なので、時間が許すのであれば長期滞在することをおススメします。

 

因みに、日本人であれば、ブラジル入国に際してはブラジルビザが必要です。

滞在可能期間は90日ですが、入国後に延長手続きをすれば最長6ヶ月の滞在が可能です。

日本からダイレクトに訪問する場合はブラジル領事館で、その申請を行えばよいのですが、ビザ発給日から90日以内に入国しなければ無効になってしまいます。

 

そのため、世界一周など長期旅行の途中で訪問する場合の多くは隣国パラグアイでの取得が一般的です。

私もその1人で、首都のアスンシオンにある日本人宿「らぱちょ」の情報ノートにも詳細を記載しているので、必要に応じてご覧頂ければと思います。

因みに、らぱちょのご夫妻も弓場で滞在していたことがあるので、話を伺うことが出来ます。

ヤマではイベント等でブラジル人を招く場合を除いては、基本的に日本語環境なので、英語やポルトガル語に自信が無くても問題ありません。

 

まとめ

弓場農場では、乳幼児からその祖父母にあたる人まで、世代を超えた人々の暮らしと環境からか、衣食住それぞれの場面で、日本で生まれ育った私に無い日本の感覚をを多く得ることが出来ました。

日本の反対側、ブラジルの反対側の日本。だけども通じる言葉と心、その暮らしを体験しにいってみてはいかがでしょうか?

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
TABIPPO.NETの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP