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クリスマスイベント!イタリア田舎町の「プレゼーぺ・ヴィヴェンテ」

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Photo credit: トスカーナ自由自在「フィレンツェ北部のプレゼーぺ・ヴィヴェンテ」

Photo credit: トスカーナ自由自在

こんにちは!TRiPORTライターのKumikoです。 12月になり、イタリアもすっかりクリスマスムード。イルミネーションに輝く町を散策するだけでも気分がウキウキしてきます。イルミネーション以外にも、この時期イタリアの各地で見られるのがプレゼーぺ(あるいはプレセーピオ)。これはミニチュアの人形でキリスト誕生のシーンを再現したものです。

また、人形だけでなく、キリスト誕生のシーンを人が演じるプレゼーぺ・ヴィヴェンテも各地で行われます。近年はフィレンツェ北部の私が住む小さな村でも当時の雰囲気を再現したイベントが開催され、大いに盛り上がっています。

キリストの誕生は馬小屋

神の子を身ごもったマリアとその夫・ヨセフは、住民登録のために本籍のあるベツレヘムに向かうも宿が見つからず、馬小屋でキリストを出産しました。そのときに出産を知らせるコメータ星がきらめき、それを見たベツヘレムの住人や東の国の三博士がキリストを見に馬小屋を訪れます。東方三賢士がキリストに面会できたのが1月6日で、この日がエピファニア(公現祭)の祝日となっています。

このようなキリスト誕生のシーンを再現するプレゼーぺが最も有名なのがナポリ。一年中プレゼーぺの人形や小道具を売っているお店が連なるSan Gregorio Armenoという通りがあるくらいです。もちろん他の町でもあちらこちらでプレゼーぺは見られます。

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ローマの最も古い教会の1つ、サンタ・プデンツィーナ教会のプレゼーぺ。 Photo credit: Ayumi Kato「2013~2014 ローマとウンブリア州の旅」 筆者撮影

フィレンツェのドゥオモ前のプレゼーぺ。フィレンツェ近郊のインプルネータの特産品・テラコッタのプレゼーぺです。25日の前なので、まだキリストは置かれていません。Photo credit: 筆者撮影

“ヴィヴェンテ”の場合はどうなる?

では、人形ではなく、キリスト誕生のシーンを人が演じるプレゼーぺ・ヴィヴェンテとは、どのようなものなのでしょうか? 私の住む村の場合、音楽とナレーターによって物語がすすみます。まずマリアとヨセフがキリストを生む場所を探し歩くシーンから。そして馬小屋を見つけ、キリストが生まれます。
Photo credit: トスカーナ自由自在「フィレンツェ北部のプレゼーぺ・ヴィヴェンテ」

Photo credit: トスカーナ自由自在

キリストの誕生を祝いに、ベツヘレムの住民達が贈り物をもって小屋を訪れ、そして、コメータ星を見た東方三賢士もやってきます。
Photo credit: トスカーナ自由自在「フィレンツェ北部のプレゼーぺ・ヴィヴェンテ」

Photo credit: トスカーナ自由自在

出演者はどんな人?

これらの出演者は全て村の住人で、総勢50人程度。そしてキリストは、この年に生まれた赤ちゃんが実際に登場するのですが、もちろん赤ちゃんですから泣いたり、ぐずったりすることもあれば、すやすや寝てしまうことも…。1歳にも満たない赤ちゃんなので、マリア役はキリスト役の赤ちゃんの実の母親が務めることが多いです。ちなみに、赤ちゃんの機嫌が良くない場合はダミーの赤ちゃん人形に入れ替わります。
Photo credit: トスカーナ自由自在「フィレンツェ北部のプレゼーぺ・ヴィヴェンテ」

Photo credit: トスカーナ自由自在

2015年で6回目となるプレゼーぺ・ヴィヴェンテは12月24日イヴの晩と、1月6日のエピファーニアに行われます。大都会で味わうクリスマスも素敵ですが、意外と近い郊外の村で、住民に交じってローカルなイベントに参加するのも特別な体験になりますよ。

文・写真:Kumiko Nakayama

関連旅行記

*Edicolante「オルビエート ORVIETO クリスマスイルミネーション、ウンブリアジャズの時期」

*Guarini Letizia「イタリアのクリスマス2014年」

*Ayumi Kato「2013~2014 ローマとウンブリア州の旅」

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