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<2016年全米チャートを賑わす期待の新人>『ザ・ヴォイス』シーズン9優勝!美しすぎる歌声とぽっちゃりメガネなビジュアルで全米を虜にしたジョーダン・スミスとは?

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 2015年の最後に、すごい新人がデビューを果たした。人気オーディション番組 『ザ・ヴォイス』のシーズン9で優勝した、ジョーダン・スミスだ。9月にスタートした同番組に、シーアの大ヒット曲「シャンデリア」で登場し、審査員を務めるファレル・ウィリアムスやグウェン・ステファニー、マルーン5のアダム・レヴィーン等を絶句させてしまったのだ。

 『ザ・ヴォイス』の第一次審査では、参加者が歌い始めても、審査員は本人を見ることができず、その歌声だけで審査する。そして、自分がコーチしたいと思った場合に、手元のボタンを押して振り返ることができるオーディション形式だ。ジョーダン・スミスが「シャンデリア」のサビに入ると、審査員たちはボタンを押さずにはいられない。それほどの引力が、彼の歌には込められている。そして、振り返ってさらに驚かされるのだ。

 まず、耳だけで彼の歌を聴くと、男性なのか女性なのかわからない。ハスキーな女性の声にも聞こえるし、男性シンガーの透き通った高音にも聴こえる。ジョーダン・スミスの魅力は、そのフェミニンな優しさに溢れる声質にある。それでいて、幅広い音域を柔軟に歌い熟す。さらに驚かされたのは、そのビジュアルにもあるだろう。スタイリッシュな黒人シンガーと思いきや、振り返ったら白人のぽっちゃりメガネ男子が熱唱しているからだ。

 このサプライズに、審査員のグウェンは足を挙げ、ファレルはただ、首を横に振るしかない。映像がなければ、視聴者も度肝を抜かれただろう。これは、2009年に放送された、イギリスのオーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出場して会場を沸かせた、スーザン・ボイルのパターンとよく似ている。彼女もそうだが、その美しすぎる歌声とビジュアルとのギャップが、大きなインパクトを与え、更なる感激を生み出した。

 その美声を活かして熱唱した、ビヨンセの「ヘイロー」、そしてアデルの「セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン」といった、女性シンガーのカバーから、準決勝で披露した、クイーンの「愛にすべてを」まで、性別やジャンルをまたぎ、そのシンガーに敬意を払って丁寧に歌う様は、見事としか言いようがない。その「愛にすべてを」は、放送翌週の米ビルボード・シングル・チャートで、21位に初登場するという快挙を成し遂げた。

 『ザ・ヴォイス』で披露された、これらの曲をすべて収録したアルバム『ザ・コンプリート・シーズン9・コレクション』が12月15日にリリースされ、今週のアルバム・チャートで11位に初登場した。来年は、オリジナル・アルバムのリリースも期待されていて、更なる飛躍をみせるであろう、ジョーダン・スミス。2016年のブレイクシンガーのひとりとして、今後の活動に注目したい。

Text: 本家 一成

◎“Chandelier” (The Voice 2015 Blind Audition)
https://youtu.be/vHR4oOIcVZo

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