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カナダを横断する列車で、素晴らしい最高の旅を(前編)

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カナディアン号は10カナダドル札の裏に印刷されるほど、カナダの象徴的な存在である。

カナダを見てまわる最高の方法

ジャスパーから約1時間。列車のプライベートキャビンの窓からムースが見えました。それはまるで列車を運営しているVia Rail社によって設置されたかのよう。遥か遠くにはロッキー山脈の頂上が、沈みゆく太陽の光に照らされています。それは最も素晴らしい瞬間で、私はここの北国で、歓喜の中に凍りついたような感覚を覚えました。しかし数秒でその情景は容赦なく過ぎ去り、次の景色へと移っていきます。

1955年4月25日、カナダ太平洋鉄道は新たなステンレススチール製のドーム型展望車の大陸横断鉄道を導入。バンクーバーとトロント間の4446キロメートルを結んだその日から、カナディアン号はこのような素晴らしい景色をずっと乗客に提供しています。

カナダで最高の列車

私はカナディアン号でアメリカ人の熱狂的な鉄道ファンである、ニュージャージー州出身のトムに出会いました。彼はカナダの列車の中でもカナディアン号がお気に入りで、彼いわく、食事やアメニティ、旅の壮大さという点において、カナディアン号は北アメリカで最も素晴らしい鉄道の一つだそう。トムがカナディアン号で旅をするのは今年になって3回目。彼はもう合計何回カナディアン号に乗車したかは覚えていませんが、最初に乗車した1957年のことは覚えているそうです。

トムがなぜそんなにカナディアン号が好きなのか、私はとてもよく理解できました。私はバンクーバーで初めてカナディアン号に乗車し、トロントまでの4日間の旅路へ。それは6月下旬のことでした。初夏の生命力みなぎるカナダの姿を見るのには最高のタイミング。

カナダのエネルギー溢れる自然を眺めながら、プライベートルームの中で一人でリラックスし、「2両目の方、食堂車でお食事の時間です。2両目の方!」とポーターがチャイムを鳴らしたときだけ身体を起こすという生活を想像し、私は期待に胸を膨らませていました。

この想像は4日間の鉄道の旅の中で、ある程度現実に。もちろんそれは最高の経験でした。

夕暮れ時、カナディアン号の最後の2車両。

カナディアン号は時空を越える

私はただ単にカナダを移動しただけではなく、今よりゆったりとした生活ペースの時代へ、時空を超えて移動したような感覚になりました。

シーズンにもよりますが、カナディアン号は週に2〜3回、ディナーの時間にバンクーバーを出発します。太陽がカナダの大きな空からゆっくりと沈み始める頃に出発。そのとき、乗客たちの間には明らかな興奮が漂います。私を含めた多くの人にとって、これは生涯夢に見てきた旅なのです。

カナディアン号の食堂車

広大な国を横断する素晴らしい旅

カナディアン号を1970年代から運営しているVia Rail社は、この旅を広大な国を横断する素晴らしいものにするための演出を欠かしません。通り過ぎるランドマークのアナウンスを行ったり、車内アクティビティや贅沢なメニューを用意するなど、様々な手法で乗客の興奮と期待を煽っています。

バンクーバーを出発した夕方に、私は食堂車で最初の食事をとりました。メニューはパン粉なしで調理したハリバという魚、野菜、サラダ、グルテンフリーのチョコレートムース、そしてペパーミントティー。私は冒険旅行家に変身した陽気なイギリス人弁護士のエマと一緒に座り、しばらくお茶を飲みながら様々なことについて、驚くほど親しく話しました。トラベルトークとはそういうもの。他人同士を一瞬にして近い存在にする力があるのです。

しばらくすると、アテンダントが私の部屋のベッドを降ろし、座席を下にしまい込んで、石けんとタオル付きのシャワーキットとチョコレートをベッドの上に置いていってくれました。私はプライベートルームへ移動し、ただただベッドの上でゴロゴロしながら読書。必要なものは全て手の届く位置に。私はものすごく心地よいベッドの上で、列車に揺られながら熟睡しました。

カナディアン号車内から、私の見晴らしのよい部屋

広大なカナダの地形をゆっくり見たいなら、列車の旅は最適です。私は過ぎ去って行く様々な景色こそが、この旅の醍醐味だと思っていました。しかし予想外だったのは、列車内のカルチャーが、その景色よりもさらに魅力的だったこと。

続きはまた次回。

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訳:アオノトモカ「冒険女子」

カナダの旅行記はこちら

*鈴木 美海「【カナダ】バンクーバー女子二人旅 おすすめレストラン」

*Noriko Suzuki「バンクーバー一人旅」

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