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ワーキングマザーと同僚たちのすれ違い 「権利はあっても誇示はしないで」「仕事を抱え込まないように」

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政府は「一億総活躍社会」を掲げているが、実現には女性が働きやすい環境が必要だ。特に少子化が進む中、育児と仕事を両立する「ワーキングマザー」(ワーママ)の登用が課題となるが、負担を一部肩代わりする同僚との間ですれ違いが起きやすい。

周囲が配慮したことがワーママに望まれているとも限らないし、ワーママに思うことがあっても伝えられない同僚がいるかもしれない。そんな中、エン・ジャパンはワーママ368人と、ワーママと働いたことがある同僚・元同僚など1716人に意識調査を行った。
本人と周囲では「配慮」に対する意識に差

仕事や周囲とのコミュニケーションの中で、ワーママに「意識したいこと」を尋ねたところ、1位は「周囲の社員への配慮(協力を当然と思わない等)」だった。ワーママ以外の回答者に「ワーママに意識して欲しいこと」を尋ねた際にも、同じ回答が1位だった。

しかし、回答をした人の割合には大きな違いが出た。ワーママでは68%だったのに対し、ワーママ以外では95%にも達したのだ。ワーママ本人が想像するより、周囲は「配慮」を求めている人が多い。回答者からも、こんなコメントがあった。

「(ワーママは)権利はあるけど、権利を誇示はしないこと。謙虚さは何事にも必要。周囲の協力・理解があって成立していることを忘れないで欲しい」

とはいえ周囲は、ワーママが自分で仕事を抱え込んでしまうことを望んでいるわけではないようだ。ワーママ以外の回答者が、ワーママに「業務を抱え込まないように意識してほしい」と答えた人は82%にのぼっている。回答者からは、

「一人で抱え込まずに周りに頼ってほしいと思う」
「時間内に仕事を無理に片付けようとしたり、早帰りを負担に思って抱え込んだりはしないで欲しい」

とのコメントが寄せられていた。
子育ての負担はわかるけど「私にも用事がある事を理解して」

それではワーママと、マネジメント側にはすれ違いがないのだろうか。マネジメント対象にワーママがいた場合に「配慮する/したいこと」(ワーママ自身は配慮して欲しいこと)を尋ねたところ、トップ3は「勤務時間の柔軟性」「急な休みや業務時間外の対応」「周囲の理解獲得」となり、回答の割合も同程度だった。

しかし「時間ではなく成果の評価」という項目では大きく差が開き、ワーママでは48%を占めたが、ワーママ以外では27%にとどまった。ワーママ本人は限られた時間で成果をあげているつもりでも、管理職や同僚はやはり労働時間を重く評価している。

このような職場では、たとえば時間外労働が当たり前とされ、ワーママの評価が不利になる。ワーママからは「業務は時間内に終わらせることが普通。残業してまで評価される人と比べないでほしい」という不満も出ていた。

また、ワーママと一緒に働いたことがある人の57%が、「残業務対応・急な休みの対応などをお願いされたこと」があると答えている。その際に快く対応しようと思うためには、72%の人が「ワーママ本人からの感謝の言葉や態度」が必要だと回答している。

同僚が不快に感じたエピソードとして、「業務のフォローをしても、やってもらって当然という態度でお礼を言わない」との声も。「子どもが病気で大変なのはよく分かるので断れない。でも私にも用事がある事を理解してほしい」といった意見もある。お互いの立場に配慮することが、仕事を円滑に進める上でも重要なようだ。

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