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実はブラジルの国民食!アサイーの本場の味を食べ比べ

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Photo credit: Takuo Shikata「Açaí(アサイー)発祥のブラジル各地で食べ歩き」

こんにちはTRiPORTライターの志方拓雄です。
ここ数年、カフェのメニューとしても定着しつつあるアサイー。テレビや雑誌のハワイ特集では、よくアサイーボウルが紹介されているので、今まで筆者はハワイ原産の果物だと思い込んでいました。

しかし実際のところ、アサイーはブラジルのアマゾンが原産の植物。今回は、筆者が本場ブラジルを旅行をした際に、各地で食べ歩いたアサイーを紹介しながら、ブラジルの生活の中でアサイーがどのように消費されているのかレポートします。

意外に安くないアサイー

筆者はブラジルを訪れるまで、アサイーを食べた経験はありませんでした。初めて食べた場所はリオデジャネイロ。到着後、照りつける太陽で汗ばんでいると、現地の友人がウェルカムドリンクだといってアサイーのフローズンをごちそうしてくれました。

アサイーの色からベリー系の味を想像していましたが、実際のところアサイーそのものにはそれほど味はありませんでした。日本では一部のおしゃれなカフェで見かけるアサイーボウルですが、ブラジルでは街角のジューススタンドで、誰もが気軽にアサイーを楽しんでいます。

アサイー メニュー表(筆者撮影)

現地ではどれくらいの値段で売られているのかが気になり、メニュー表を見ると、トッピングなしのものが9レアル。旅行した当時の為替レートでは約360円でしたが、ブラジル経済の後退からレアル安が進んだ現在は約280円ほどの換算になります。

正直なところ、ジューススタンドという場所を考慮すると、もう少し安くてもいい気がしましたが、そもそもブラジルの物価が南米の中ではそれほど安くなく、その上アサイーは加工に手間がかかるため、他のフルーツジュースと比較すると値が張るのだと、友人が説明してくれました。

デザートバージョンのアサイー

Photo credit: Takuo Shikata 「Açaí(アサイー)発祥のブラジル各地で食べ歩き」

その後、リオデジャネイロから北上しながら各地を巡り、アサイーの文字を発見しては、注文してみることにしました。古都サルバドールではトッピングをどうするか尋ねられ、おまかせにしてみると、日本でもよく見るアサイーボウルのような一品が出てきました。

さらに北へ、港町・レシフェのバスターミナルの売店でも、アサイーに遭遇。言われるがままに全てのトッピングをお願いすると、バナナにグラノーラ、練乳と、アサイーが見えなくなるほど! デザートのような、軽食のような、ボリューム満点のアサイーボウルになりましたが、バス停のフードコートという場所柄か、約240円とコスパは抜群でした。

本場のアサイーはみそ汁的存在?

Photo credit: Takuo Shikata「Açaí(アサイー)発祥のブラジル各地で食べ歩き」

さらに北上してベレンに到着。何を隠そうここがアサイーの原産地。それまでの旅でアサイーに親しみ、旅のグルメとして楽しんでいましたが、この本場では、それまでのアサイーの概念を見事に覆されました。

ベレンまでの各地では、アサイーはフローズンやデザートとして消費されていましたが、ここで出できたアサイーは、ただの紫色の汁で甘味も全くなく、野生的な味。本来アサイーそのものには甘さはなく、それまで食べていたものは全て砂糖が加えられていたものでした。

Photo credit: Takuo Shikata 「『奇食の街』ブラジル・ベレンを支える台所 ヴェロペーゾ市場」

このアサイーが飲めるようになったら、本当のアサイー好きだと地元の人に言われましたが、なかなか苦戦しました。ベレン港のマーケットに隣接する食堂で、地元の人のランチを観察してみると、魚のフライにアサイーという組み合わせ…。ごはんにみそ汁のような配膳なのです。ここベレンではデザートではなく、ご飯のお供としてアサイーが食べられているようでした。この野生の味満載のアサイー汁は青汁のように体によさそうで、アサイーの効果なのか、あたりを見渡すと特に年配でも元気そうな人が多い印象を受けました。

ブラジルの国民食・アサイー。粉末状のアサイーなどがあれば日本へのお土産にと考えていたものの、スーパーを巡っても持ち帰れるようなアサイー関連の食品は見当たりませんでした。意外なことに加工食品は少ないようです。ベレンで出会った現地在住の日本人に尋ねると、行商がアサイーを路地裏の隅々まで売りに来るので、その都度購入できるため、加工食品の需要が喚起されないのではということでした。

日本でも定番になりつつあるアサイー。本場ブラジルは2016年にリオデジャネイロで夏季オリンピックを控え、五輪観戦などを考えている旅人もいるのではないでしょうか。現地を訪れた際には、ぜひ本場のアサイー文化を楽しんでもらいたいものです。

ライター:志方拓雄
Photo by: Takuo Shikata 「Açaí(アサイー)発祥のブラジル各地で食べ歩き」

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*Takuo Shikata「『奇食の街』ブラジル・ベレンを支える台所 ヴェロペーゾ市場」

*Takuo Shikata 「Açaí(アサイー)発祥のブラジル各地で食べ歩き」

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