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いま一番熱い言語は何だ?プログラミング言語別☆年収データからトレンドを掴む

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アメリカでの年収ランキング

アメリカでのエンジニアの平均年収は、約1000万円とかなりの高給です。

2014年11月に行われた調査によると、中でもRuby on Railsのエンジニアが最も年収が高く、年収が109,460ドル、日本円にすると1313万円という結果でした。

続く、2位以下の言語別年収は以下のようなランキングになりました。

第2位Objective C: 年収108,225ドル(1298万円)
第3位Python: 年収100,717ドル(1208万円)
第4位Java: 年収94,908ドル(1138万円)
第5位C++: 年収93,502ドル(1122万円)

※ちなみにここでは1ドル120円で計算を行っています。
(参考出典:RANKED:The Highest-Paying Programming Languages

これが平均だなんて、なぜそんなに高額なんだ!と困惑する方も多いのではないのでしょうか?

対して日本でのエンジニアの年収って?

上記の調査と同様の調査(※注1)が日本でも行われているので比較してみましょう。

こちらは転職サイトの求人データから平均年収を計算しています。
心の準備はできていますか……?

言語別年収ランキング第1位はPython

おー、アメリカでは第2位だったPythonですが、日本企業でも人気の言語のようですね。そして気になる年収ですが、382万円!日本円にすると……382万円。

うん?第1位が……?と目を疑いたくなる気持ちも分かりますが、一旦その疑いの目はしまっておいて以下ランキングを一緒に確認しましょう。

第2位Ruby: 年収361万円
第3位Perl: 年収352万円
第4位Objective C: 年収348万円
第5位JavaScript: 年収348万円

第2位のRubyですが、アメリカではそれを用いたWebアプリケーションのRuby on Railsエンジニアが第1位であり、第4位のObjective Cはアメリカでは第4位、第5位のJavaScriptはアメリカでは第6位という結果に。

日米で必要とされている言語は同じような傾向にあるようですね。

(※注1)出典:Hlog「【プログラミング言語別!】求人給与額ランキング」2014.10.29

傾向は一緒でも気になる金額の差

しかしこれには理由があるのでご安心を。この調査では求人票に掲載されている年収のうち、最も低い値を取得しています。

例えば求人票によくある、年収は500万円~などと書いてある場合、500万円という値を取得しているため、実際の年収額より低く集計されていると思われます。

実際に年収データを取得してくればもう少し結果は高くなるのでしょうが(別の調査では平均年収は約600万円という結果も出ています)、それでもアメリカとの差は埋めることはできません。

単に金額のみで比較するのは正確ではありませんが、これではあまりに差がありますね。

TIOBE Softwareが評価する言語

日米における年収の調査では、Ruby on RailsエンジニアやPythonエンジニアが需要がある・人気があるという結果でしたが、ここでもう一つの調査結果を紹介します。

TIOBE Softwareが調査している「TIOBE index」という値をご存知でしょうか?簡単に説明すると、プログラミング言語の話題性を検索エンジンから調査し数値化したものです。

2015年12月の調査結果では、最も話題になっている言語としてJavaがランクインしており、2位以下は以下のように並びます。

第2位:C
第3位:C++
第4位:Python 
第5位:C#
第6位:PHP
第7位:Visual Basic .NET
第8位:JavaScript
第9位:Perl
第10位:Ruby

年収ランキングでは1位・2位であったPythonやRubyが4位・10位とやや他の言語に負けており、CやC#などが上位にランクインしています。

実際に企業で必要とされている言語と、話題になる言語に差はある?

現在年収トップのRubyは、TIOBE indexでは第10位という結果ですが、昨年の2014年10月の結果では16位であり、去年から今年にかけて大きく話題になっていることが分かります。

またPythonは現在第4位ですが去年の結果では第8位であり、こちらも今年大きく話題になっています。

実際に企業で必要とされている言語と話題になる言語に差があるというより、話題になるまでタイムラグがあるという認識が正しいのかもしれませんね。

あと数年するとRubyやPythonが1位をとるのかもしれませんし、その頃にはまた別の言語が年収ランキングで上位になっているかもしれません。

また年収上位のObjective Cですが、これは逆に近年TIOBE indexは減少しており、昨年3位から15位に落ち込みました。

(参考出典:TIOBE Index for December 2015

年収・話題性ともに上位のPythonいつから始まった?

他の言語と比べて比較的最近使われるようになってきた言語ですが可読性が高く、様々な環境で動くなどの良さがあることから、話題性が高く年収上位のPython。

1990年代の始めにGuidoによって ABC言語にオブジェクト指向を対応させるためにPythonは作られました。ちなみにPythonという名前はイギリスのコメディ番組のモンティパイソン(Monty Python)から付けられました。

余談ですが、モンティパイソンでのコントの一つで、あるレストランに入ると大量のスパムのメニューしかなく、客が「スパム・スパム」と熱唱し始め、それがとんでもなく迷惑というところから「スパムメール」という名前が誕生したそうです。

PythonやRubyが急激に普及されるなど、日進月歩のプログラミングの世界、まだまだ現役でいたいものですね。

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