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伝説的グループ「日暮し」の後期アルバム傑作2枚が初CD化、特典にRCサクセション初公開音源収録

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1970年代に活躍した伝説的グループ「日暮し」の後期アルバム・傑作2枚が初CD化され、12月16日に発売されたことで話題を呼んでいる。

2枚のアルバムの同時購入で付いてくる特典ディスクに、「ボーナストラック」としてリーダー・武田清一と忌野清志郎らRCサクセションのメンバーによる1969年の初公開音源が収録されているのだ。

発売にあたり、現在は東京・国立でジャズ喫茶「カフェ・シングス」を営む武田と、当時プロデュースを務め、今回リマスタリング作業も手がけたプロデューサー・星勝に制作秘話を聞いた。

「日暮し」とは、1960年代後半、忌野清志郎、小林和生とRCサクセションの母体となった「The Remainders of The Clover(ザ・リメインダーズ・オブ・ザ・クローバー)」を組んでいた武田が、1972年に結成したバンド。「和のニュアンスもポップな感じもある。普通に生きる人々に寄りそうような王道の音楽」(武田)という日暮しは、1973年にデビュー後、5枚のアルバムやスマッシュヒットとなったシングル『い・に・し・え』(1977年)をリリースし、1979年に惜しまれつつ解散した。リーダーの武田は音楽業界から身を引き、1980年代以降は渡米するなど、本場のジャズヴォーカル研究をライフワークとし、近年はジャズ評論家、ラジオのパーソナリティーとしても活躍中だ。

今回、初CD化されたのは武田が「いちばん満足のいったアルバム」と太鼓判を押す『ありふれた出来事』(1977年)、『記憶の果実』(1979年)の2枚。日本を代表するアレンジャー&プロデューサーの星と武田がリマスタリングにあたった。「生き返ったように感じる音」(星)、「マスターテープをそのまま再現させたよう」(武田)なサウンドが完成した。

RCファン、清志郎ファンにとってサプライズとなるのは、特典ディスクに収録された『あの歌が想い出せない』(1969年録音)。デビュー前だった清志郎を含むRCのメンバー3人と武田が、遊び感覚でコンテストのテープ審査に応募するべく、小林宅でカセットテープに録音した音源だという。作詞が清志郎、作曲が武田で、のちに「かぐや姫」に提供され、RCもシングルB面として1972年にリリースするなど、ファンのあいだで「隠れた名曲」として愛されてきた曲だ。

「音質がいいとはいえないが、むせるようなあの頃ならではのパワーがある」(武田)というサウンドは、デビュー前の清志郎、RCをしのばせる圧倒的な迫力だ。「(RCバージョンとも)全然違う感覚。哀感と熱気みたいなものがある」(武田)と振り返る本音源は、日暮しファン、RCファンならずとも必聴だ。詳細は武田清一ブログ「カフェ・シングス」まで。

・武田清一「カフェ・シングス」
http://candy-sings.cocolog-nifty.com/
・THINK! RECORDS オフィシャル・ウェブサイト
http://www.thinkrecords.net/
・『ありふれた出来事』+『記憶の果実』 特典付き まとめ買いSET
http://diskunion.net/diw/ct/detail/1006877085 

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