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ぜんそくで吸入器手放せない羽生結弦 言い訳には使わない

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 スペイン・バルセロナで開催されたフィギュアスケートのグランプリファイナルで330.43点の世界歴代最高得点の記録を更新し、3連覇を達成した羽生結弦(21才)。「神」とさえ形容される羽生だが、決して順調なスタートを切ったわけではなかった。

 色白で、切れ長の目に、中性的な顔立ち。幼い頃から女の子によく間違われていた羽生だが、活発に体を動かすことが好きな少年だった。だが、運動をするという点で彼はハンデを背負っていた。

 2才の時に発症した「小児ぜんそく」である。少し走っただけで急に咳込んだり、夜中に咳が続いて眠れない日が続いた。そんな時は母親がつきっきりで背中をさすったという。

「それでもワンパクな羽生に何か運動をさせてあげたいとご両親は考えていました。お父さんが野球好きでキャッチボールをするうちに、“ぼく、野球選手になりたい!”という野球少年だった時もあったそうです。でもゆづくんは4才年上のお姉さんがやっていたスケートに興味をもちました。屋内競技のスケートならばホコリを吸い込むことも少ないので、羽生にピッタリのスポーツだったようです」(羽生の地元・仙台のフィギュア関係者)

 そうして羽生は小さな小さなおよそ15cmのスケートシューズを履くことになった。

 羽生は今も吸入器が手放せず、朝晩ののみ薬も欠かせない。カナダで暮らし、海外遠征も多い羽生にとって、飛行機での移動も大きな負担になる。気圧の変化でぜんそくの発作を起こしかねないからだ。また、ホコリを吸い込まないようにマスクをする文化のないカナダでは、奇異の目で見られることもある。それでも、羽生の口から「ぜんそく」が言い訳として出たことは一度もない。

※女性セブン2016年1月1日号


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