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「今いる枠からはみ出したっていい」NEET株式会社若新氏が説く“ゆるい生き方”

例えば、本気で「語学力を付けたい」と考えた時、多くの人は会社に通いながら通勤時間やアフターファイブなどに勉強すると思います。一方で、とりあえず会社を休職してふらりと海外留学しちゃう人も少数派ですが存在します。前者のほうがカッコよくスマートに見えますし、後者を選んだ人に対しては「今やっている仕事はどうするんだ!」「半年間休んだら帰ってきたときにポジションないかも」なんて指摘する人が多いでしょう。

一方で、思い切って会社という枠組みを手放して、ぽーんと海外に飛んでみる。周りから「無謀だ」と言われても、何とかするしかありません。そして、戻ってくるころには英語力以上のものを身に付け、価値観も変わって、無理に元のポジションに戻る必要すらなくなる。そんな経験をすると、「枠にしがみつかなくても、自分の力で人生を切り開ける」ことに気づけるんじゃないでしょうか。

もちろん、このやり方ですべての人がうまくいくわけではないと思いますが、少なくとも前者の「現状を維持しながら努力する→結果、変化が起きなかったとしても“仕事が忙しかったのだから仕方ないよね”と周りが許してくれる」環境を選んだ人より、多くのものを得られるチャンスはあると思います。もちろん、多少のリスクもありますが。リスクは受け入れる準備をしておけば影響は軽微で済みます。

つまり、「現状を変えたい」と思ったら、ある程度の「いい加減さ」が必要だと思うのです。枠から出ることのメリット・デメリットを考え、計算し尽くすと、変化を受け入れづらくなってしまいます。

今の世の中、多くの人が抱いているのは「もし失敗したら、自分の存在価値が下がるのではないか」という漠然とした恐怖心。でも、はみ出してみたら案外大丈夫だった、とわかったら、「枠がなくても、ちょっとぐらい失敗しても、自分は自分」と自己肯定ができます。そしたら、変化を楽しみながら、もっと自分らしく毎日を生きられるのではないでしょうか。

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▲11月に発売された若新さんの新刊『創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論』(光文社新書)

EDIT&WRITING:伊藤理子 PHOTO:平山諭

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