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進学先に迷ったら「どんな力を伸ばしたいか」で選んでみては?

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高校3年生の時点で、「大学で勉強するか」、それとも「専門学校で技術を磨くか」ということを、まだ決めていない場合はどうしたらいいのだろう。

 

今回は、長年追い続けた夢を、最初とは違う形でかなえた人に話を聞いた。

 

現在、大学4年生の増田嵐樹(ますだ・らんじゅ)さんは、生まれてから18歳までずっと芸能活動をしてきた。高校3年生の増田さんの夢、それは舞台俳優になること。

 

しかし、数々のオーディションを受けたが、結果はすべて不合格。

 

気づけば、高校3年生の12月。この時点で自分の夢や進路を一から考えなければいけなくなってしまった。

 

まず周りの人に相談し、改めて自分の人生を真剣に考えた

 

ここで増田さんは、なげやりにならずに自分の進路を真剣に考えた。まずは、自分の学力ややりたいことをよく理解してくれている高校の先生に相談した。その結果、先生から「可能性を広げるため、社会に出るために必要な基礎力を身につけては?」と、東京にある大学の「ビジネス創造学部」を勧められた。

 

増田さんは、すぐに学部の説明会に参加。

 

 

「当時その学部はまだ設置予定で、僕たちが一期生。学部の雰囲気をゼロからつくっていけることにわくわくしました。また先輩が後輩をサポートする制度があったり、先生が学生の要望にすぐ応えようとしてくれたり、そういうところに安心して、ここで頑張ってみよう、と決めました」

 

社会に出たときに通用する『力』をつちかった

 

大学での授業は、想像した以上に楽しかったという。

 

ビジネス創造学部は、「まずは行動し、その内容をもとに学ぶ」という授業スタイル。「勉強は苦手」という人や、「大学の授業についていけるか不安」という人も、勉強しやすい工夫がたくさんあった。

 

「例えば2年生の『ライブケース』という授業では、毎回企業の社長や社員の方を招いて、会社の事業内容などの講義を聞き、『その会社でどんな商品をつくりたいか』などの課題を考えます。とてもおもしろくて、授業に出るのが楽しみでした」

 

そのなか、増田さんが4年間を振り返って一番役立ったと感じるのは、コミュニケーション能力を伸ばせたこと。

 

「授業では、多くの人とコミュニケーションをとるチャンスがたくさんありました。例えば入学して1カ月後には、近くの公園のフリーマーケットに参加しました。お店を出している人に、出店した動機やこのイベントでどんな成果を出したか、などについてのインタビューを行う、という具合です。こういう濃い学外活動と絡めたプレゼンの授業が1年生から定期的にあり、何度も何度も繰り返すうち、4年生になるころにはみんなの前で堂々と発表できるようになりました」

 

芸能生活が長く、人前で話すことは慣れていた増田さんも、ビジネスシーンにふさわしい話し方、考え方が身につき、とても役立ったという。

 

「最初は挨拶もできないような状況だった友人が、ゼミで大勢を前に堂々とプレゼンできるようになるまでに成長した姿には感動しました。4年間の学びでこれだけ変われるのだと驚きました」

 

 

エンタメ業界大手3社で最終面接までいき、そのうち1社が内定!

 

そして、いよいよ就職活動が始まった。

 

増田さんはゲームやテーマパーク、劇団などのエンタメ業界の大手5社にエントリーした。

 

「人を楽しませることが好きなので、自分が楽しいと思えることを発信している会社を選びました。そこで、新たに楽しいことを企画したり、流通させたりする仕事をしたいと思いました」

 

面接ではその思いを伝え、そのうち3社は最終選考まで残ったというからすごい。

 

 

就職活動が終盤にさしかかるなか、俳優として舞台に立つことはあきらめた日本の大手劇団から、なんと「経営スタッフ職」での採用通知が届いた。「経営スタッフ」とは営業、広報、制作職全般を指し、会社の経営にかかわる業務を幅広くカバーする仕事だ。

 

実は増田さんは小学生のとき、大手劇団の舞台で主役の子役時代を演じた経歴があり、並々ならぬ思いを持っていたという。

 

しかし今回採用が決定したのは、その経歴だけでなく、大学での4年間でビジネスパーソンとしての力を身につけたことが大きな要因となったという。

 

進路に迷ったときは、自分の可能性をどう生かせるかを考えて

 

増田さんは自分の将来を改めて一から考えたとき、新しい可能性を見つけるためにビジネスが学べる大学への進学を選んだ。そして、昔の夢に違う形でかかわる職業があることを知った。学部で学んだことを生かし、新たな夢を見つけることができた。

 

「高校卒業の年は大きな分岐点。夢に突き進むのも良いけど、いったん距離を置いて、いろんな職業があることを知るのも良い機会になります。自分の持っている力をどう生かせるか、学生生活の間に考えてみては?」

 

進学先に迷ったら、増田さんのように「自分の力を伸ばせるか」、「4年間をその環境の中で精一杯過ごせそうか」などを基準に選んでみてはどうだろう?

 

 

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