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「リスクコントロール」「本質追求」「俯瞰的視点」 3つのテーマを軸に、不確実性の高い金融を確かなサービスに変えていく

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不確実性の塊である金融に対しチャレンジするための「3つのテーマ」

私が学生時代からスタートしたキャリアで、常にライフワークとしている「金融とIT」には、挑戦すべき大きな課題が存在しています。

その最たるものは、金融ならではの「不確実性」。

例えば株やFX等の投資を行えば、その時のタイミングややり方次第で儲かるかもしれないし、損をするかもしれない。

だからといってすべての金融資産を現金で所有しておくのも、インフレリスクを取ってしまうことにもつながる。

このように金融とは、様々な不確実性が内在することで多くの方にとって、悩みも多いもの。

だからこそ、私が3年前にジョインしたマネーフォワードでも、お金に関する悩みや不安を解消できるサービスを目指しているのです。

そこで私がこれまで経験してきた中で、サービス成功に導くために重要な「3つのテーマ」を導き出しました。それが「リスクをコントロールする」「本質を追求する」「俯瞰的な視点を持つ」というものです。

株式会社マネーフォワード 取締役CTO 浅野千尋氏

2006年、早稲田大学在学中にトレード・サイエンス創業メンバーとして参画したことからキャリアをスタート。金融とITに興味があったことから、金融マーケットの不確実性をITによって明確にしていくチャレンジを続けている。金融システムの開発やITコンサルティング等を経験しながら2012年、現職に就任。

リスクをコントロールしてどれだけ確実性を高められるか?

金融もそうですが、世の中、あらゆることに対してチャレンジすることは、相応のリスクが必ず伴います。起業することもそうですし、一つ新たなサービスや機能を企画・リリースすることもそう。

その際、大事なのは、どれだけそのリスクを最小限に抑えつつ、自分の中で確かな自信や手ごたえを持って本番に臨めるかという準備。

どんなに努力しても、リスクをゼロにすることは困難ですし、仮にゼロにできても、それは挑戦したことにはなりません。

マネーフォワードにおいても立ち上げ当初、不確実性の高い金融をテーマにしたITサービスを実現していく上で、多種多様なリスクが内在していました。

その点、当時アメリカで急成長中だった個人向け資産管理サービス「Mint.com」の流行を受けて、日本でも同様のサービスが必ず必要とされていると確信したこと。

さらにサービスの基盤となるコア技術「アカウント・アグリゲーション」において、これまで私が培った技術ノウハウをフル活用することで、他では真似できない技術にまで昇華できたことに対する確かな自信を得られたこと。

それによって可能な限りリスクを低減した上で、サービスをリリース。結果として現在、2,500以上の金融関連サービスと連携した自動家計簿・資産管理サービスを実現し、日を追うごとにユーザー数が増えています。

数字やパターンに騙されるな!粘り強く本質を追求し続ける

特に金融の世界では為替の変動などこれまでのデータ分析からアルゴリズムやパターンを抽出し、「この公式に当てはめれば、必ず儲かる!」なんてことが言われますが、実際やってみるとほぼ儲かりません。

その原因は、「表面的な値動き」のみに目を奪われているから。一つ一つの動きに対して「なぜそうなるのか?」について、とことん注力する必要があります。

しかしそうした行為は地道な努力が必要で、正直だれもやりたくない事です。だからついつい、楽な道を選んでしまう。

特にエンジニアの場合、ある一定の公式やロジックに少しでも分析結果が当てはまれば気持ちいいし、これが正解だと感じてしまう傾向が強い。

私もその気持ちは痛いほどわかるし、それで失敗したことも山ほどあります。それでも苦労して追求すると、半分以上は当初想定していた結果と異なるケースが。

それによってより精度の高い分析結果をベースに新しい挑戦をすることで、成功率も高まっていくのです。

ちなみに最初の分析で予想以上に良い結果が出た場合、私の経験則からほぼその結果は間違っていると断言できますね。

俯瞰的な視点で会社、そしてチームのために活動していく重要性

そして3つ目が「俯瞰的な視点を持つ」というテーマ。

誰しも企画や開発等何らかの業務に対して「自分ならこうしたい」という思いをベースにそれを実現するためのチャレンジをしていくと思います。

でも、少なくとも私の経験から言えば、組織のビジョンやミッションなど「大きな枠組み」を出発点に、物事を考えて目標を設定したり、そのための方法を考えたほうが結果的にうまくいくことが多いと実感しています。

決して一人でいいサービスを創ることはできないし、最終的にはチーム・会社が一体となって同じ目標に向かって一人ひとりが高い意識を持って取り組まないと成功はありえない。

だから私自身、積極的に企画の背景にあるビジョンをメンバーに共有をするなど、「チームが成長していくために必要なことは何か?」を考えながら行動しています。

この3つのテーマを今後も大切にしながら、一人ひとりのユーザーにとって価値あるサービス創りを目指していきたいですね。

※本記事はエンジニアのためのTechLife Magazine「motech」(※2015年2月取材)からの提供記事です

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