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ビートたけしが「不健康な依存症」からの更生を語る 「もっと熱中できるものを見つけようよって」

生活・趣味
ビートたけしが「不健康な依存症」からの更生を語る 「もっと熱中できるものを見つけようよって」

12月14日の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で、違法薬物やアルコールの依存症に苦しむ人たちが更生と自立を目指す施設「DARC」を密着取材した様子が放送された。

取材対象となった「館山DARC」では全員が元薬物依存症のスタッフが、入居者らと近い距離で厳しくも細やかなサポートを行い、日々更生プログラムを展開している。入居者らの前職は元暴力団員、ごく普通の社会人など様々だが、「自分ひとりのチカラではもうどうしようもない」重度の依存症に苦しんでいる人たちばかりだ。(文:みゆくらけん)
支援スタッフいわく「依存症は完治することのない病気」

朝のミーティングに始まり、食事から息抜き、就寝に至るまで、生活のほぼ全てを入居者らは互いに見張ってサポートし合い、「同じ苦しみを持つ仲間」として結束を強めることで社会復帰を目指す。

しかしDARCを出ても、再度薬物やアルコールに手を出してしまい、何度も入所と退所を繰り返してしまう人も多いことから、依存症の深い闇と恐ろしさがうかがえる。

人が依存症になる要因は、脳内に分泌される快楽物質(ドーパミン)だと言われているが、平常時の分泌量を100とした場合、「おいしい食事をした場合」が150、「性的交渉」が200、「ニコチン」が240に対し、覚せい剤ではなんと1000超になるというから別格である。

自身も25年前から使用していた元覚せい剤中毒で、3度の懲役を経験したというスタッフのレイさんは、違法薬物依存症についてこう表現する。

「依存症っていうのは完治することはない。そういう病気にかかってしまった」

彼はDARCで働く現在も「条件反射制御法」という覚せい剤を打つ動作をそっくりそのまま繰り返す更生プログラムを自身に行っている。これは覚せい剤を打つ動作をしても、快楽の報酬がないことを脳にすり込ませることが目的で、死ぬまで続けていくのだと言う。
「合法的な薬物」を見つけないと芸能人は危ない

これらを受けてビートたけしは、薬物依存からの更生について「ハナから薬物のない国に行かなきゃダメなんじゃないか」とコメントした。以前、20代のころ浅草で「ヒロポン」でおかしくなった芸人の末路を見てきたと言っていたから、経験に基づく知見なんだろう。

警察庁のデータによると、2014年の覚せい剤での検挙数は10,958人(薬物事犯全体では13,121人)。実際にはその何倍も多いはずだが、注目すべきは再犯率が約6割と高く、50代以上の再犯率は8割以上にものぼるというのだから驚く。

さらにたけしは、「我々も麻薬を選んでいるんだよ、芸能界という薬物を」とコメントし、違法薬物の依存症の克服について、こう助言した。

「次の合法的な麻薬を見つけないといけない。もっと熱中できるものを見つけようよって」

例えばアイドルの追っかけが社会生活を危うくするほど熱中するのも、芸能界が依存性の高い「薬物」並みの刺激を持つからだ。そしてテレビの中でそれを演ずる本人たちも、さらなる強い刺激を求めて足を踏み外しがちなのかもしれない。
水木さんの「やらずにいられないこと」が身にしみる

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