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福井県大野市のポスター展 地元学生と商店のコラボが素敵すぎる

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人口減少に悩む福井県大野市。20年前には4万人いた人口も、現在は3万人。大野市には2つの高校があるものの大学はなく、ほとんどの若者が卒業と同時に市外へ。一度出たら戻る人は少ないそうです。

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■地元の高校生も参加し「地域創生」プロジェクト

そこで地域に住む高校生・大学生らが中心となって、地域を盛り上げようと「大野へかえろう 大野ポスター展」を9月から実施していました。このポスター展は、大野市が行う地方創生プロジェクト「大野へかえろう」の一つとして行われました。

地元の商店主らを参加者独自に取材し、1人1店ずつポスターを制作。大野を出てしまった人から、新しく興味をもってくれた人まで幅広く魅力を伝えられるよう、工夫されています。

ポスター展はコンテストにもなっていて、ネット上で総選挙が行われていました。グランプリに選ばれたのは「高宮写真館」のポスターを制作した田中愛梨さん (大野高校2年)。12月12日には授賞式が行われましたが、残念ながら田中さんはこの日欠席。「ポスター展をきっかけに大野が少しでも活性化し、活気あふれる街になることを願っています。」と電話を通じて地元愛あふれるコメントをよせていました。
田中さんがテーマにした「高宮写真館」のポスターでは、田中さんのおばあちゃんがモデル。遺影撮影の合間の一コマを切り取ったもので、写真館の楽しげな雰囲気が伝わってきます。

準グランプリの多田愛実さん(奥越明成高校2年)は、パン屋の「パナデリア」がテーマ。パンを前にした男性の笑顔とともに「パンパカパーン」とダジャレでPRしています。そして同じく準グランプリを受賞した結城龍柊さん(奥越明成高校1年)のお菓子屋「松田陽明堂」の作品では、店から飛び出す女性の横に「しゃべりすぎて買うてもらうのわすれてもたわー」と、おっちょこちょいな人柄が伝わるほほえましい内容になっていました。


■「みんなが笑顔になれる作品を作ってくれてありがとう」

個人的には、入賞を逃した作品を含め、どれも地元愛あふれるものばかりに感じられます。筆者のお勧めは、WEB投票賞に輝いた宮万琴さん(大野高校2年)の、たこ焼き「ポルタ」の作品。72歳のお嬢様がつぶらな瞳で「ゆ・う・わ・く」の視線を送ったものになっています。商売のおしが強いってことでしょうか?

そしてもう1作お勧めなのが、「お食事処しもむら」。男性が名物醤油カツ丼に頬をよせ「俺がママや」と意味深なキャッチが添えられています。入賞はしていませんが、かなりのインパクト。

今回準グランプリに選ばれた「松田陽明堂」の店主は、授賞式にこんなコメントをよせていました。「みんなが笑顔になれる作品を作ってくれてありがとう」。
地域の若者が中心となった今回のポスター展。協力した人も含め、全員が笑顔になれる素敵なコンテストだったようですね。

なお、今回の作品は、大野市の「大野へかえろう」特設サイトから、今でも全作品を閲覧することができます。
いずれも大野の魅力が伝わり、そして人の気持ちを優しくしてくれるものばかり。見ているだけでも「ほっこり」何か優しいものが感じられますよ。

※「福井県大野市のポスター展 地元学生と商店のコラボが素敵すぎる」はおたくま経済新聞で公開された投稿です

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