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レジェンダリーCEOのトーマス・タル、映画『Godzilla vs. King Kong(原題)』に期待

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レジェンダリー・エンターテインメント(以下レジェンダリー)の創業者でCEOのトーマス・タルは、映画『Godzilla vs. King Kong(原題)』で成功をつかむことになるかもしれないが、この怪獣映画のマッシュアップ作品を支援することにはるかに大きな野心を抱いていた。

ニューヨークに拠点を置くビジネス・インサイダー(Business Insider)が12月8日(現地時間)に開催したイベントIGNITION 2015で、タルは「私は少年だ」「彼らの対決が見たい」などと語った。

45歳のタルにとって、オタク心を持ち続けることが成功の中核となっている。レジェンダリーは、映画『ジュラシック・ワールド』や映画『ダークナイト』、現在製作中で映画ファンのオタク心を考慮して設計された映画『Kong: Skull Island(原題)』などの作品に出資することで、ハリウッドの頂点にのぼり詰めようとしている。同社は映画の配給と資金調達で米ユニバーサル・ピクチャーズと協力しており、年間5本から6本の映画を公開する予定だ。それらのほとんどが、タルのいう“自家製の作品”となる。

映画『ジュラシック・ワールド』や映画『ダークナイト』など、いくつかの作品は華々しい結果を生み、映画『Seventh Son(原題)』のような作品は、多額の損失を出して失敗に終わっている。しかし、タルは小切手を書くばかりでなく、コンテンツ・クリエイターになるというゴールに向かって突き進んでいる。

レジェンダリーのビジネスは、映画の領域を越えて拡大中だ。同社はテレビ事業やバーチャル・リアリティ(仮想現実)のような新しい技術分野に参入している。バーチャル・リアリティのスタートアップ企業で、2014年にフェイスブックに20億ドルで買収されたオキュラスリフトのエンジェル投資家であったタルにとって、後者は有益で情熱が持てるビジネスだ。レジェンダリーでは、プロデュースを手掛けた映画『パシフィック・リム』や公開を控えた映画『Warcraft(原題)』のような作品をベースとし、バーチャルリアリティ・ゲームを製作しているが、それらは時期尚早であるとタル本人も認めている。

タルは「これはワクワクするような体験で、我々はリムの世界を歩き回り、その世界の一部であることを体感したい」と語った。

さらにタルは違う方法でも新テクノロジーの世界に潜入している。彼はマーケティングの経費を削減するため、ハーバードとMITの博士号を持つ人材を揃え、ボストンにデータ解析を行う部門を立ち上げた。彼はこのリサーチについて、潜在的な顧客情報を得るためにソーシャルメディアを分析するよりもはるかに信頼できるとしながらも、詳細については語らなかった。彼はこのリサーチによって宣伝費を15%削減できたことを明かした。

タルは、「より健全なモデルが必要だ。我々は多くの資金を費やして、ティーンエイジャーの少年に伝えるのと同様に80歳の女性にも映画『ダークナイト』のことを伝えている」と語る。

「我々は、説得できる人を見つけたいのだ」と彼はつけ加えた。

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