ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

気楽に過ごせてありがたい個室。でも赤ちゃんと2人きりになり、押し寄せた孤独

DATE:
  • ガジェット通信を≫

里帰り出産を決意し、関東の自宅から九州の実家に帰ってきたわたし。

出産予定日から1週間過ぎても、なかなか陣痛が始まらなかったので、41週突入と同時に入院することになりました。

入院初日は子宮口をやわらかくする薬を、2日目からは陣痛促進剤を投与していきましょう、というスケジュール。

入院時に即決したこと、それは・・・病室は個室にするということでした。

わたしのお世話になっていた病院は、希望の部屋が空いてさえいれば、個室・相部屋どちらでも好きな方を選べました。

個室は和室か洋室が選択でき、どのような設備があるかによって、値段が5段階に分かれていました。

主人も寝泊まりできる部屋がいいなと思ったことと、産後できるだけゆっくりと過ごしたいという気持ちから、わたしはトイレにお風呂、ソファーベッドまで完備されてる部屋を希望していました。

ところが、いざ入院となった時、希望していた部屋は全て埋まっている状態。

「主人も泊まれる個室がいいのですが・・・」

との訴えに、受付の方がすぐに空き状況を調べてくれました。

次に案内されたのは、広さや設備、値段、共に1ランクアップの1泊8000円の個室。

予算よりずいぶん値段が上がってしまうということで、どうしようかと悩みましたが、

「そこで寝泊まりできるのなら、この際いいよ!」

という主人の言葉で、案内された個室で決定しました。

日頃から出産には立ち会いたいと言っていた主人が、入院日に合わせて、飛行機で駆けつけてくれることに!

数日滞在した後は、再びわたしたちと離れた自宅での暮らしとなるので、少しでも長く一緒にいたいと思っていたようでした。

わたし自身も、周りに気を遣いながら過ごしてストレスになるのは嫌だな、と思っていたので、個室でいいよとの言葉に万々歳でした。

実際の入院生活は、思った通り快適!

診察や検査以外は部屋でのんびりテレビを見て過ごしましたし、食事も部屋でゆっくりと食べることができました。

個室の良さは、産後も実感!

わたしのお世話になった病院では母子同室が基本だったのですが、個室だと夜中に赤ちゃんが泣いても、周りを気にする必要がなかったので、ものすごく気が楽でした。

また、面会に来てくれた家族や友人ともゆっくり過ごすことができ、プライベートな話も気がねなくできました。

何より、トイレやお風呂が専用だったことが一番うれしかったです。

産後は悪露(おろ)の量が多かったので、トイレやお風呂をゆっくり使えて助かりました。

気楽だと思っていた個室でしたが・・・産後3日目、主人が帰った夜にどっと押し寄せたもの、それは孤独でした。

面会時間も残り5分。

着替えを持ってきてくれた両親にお礼を言って、扉を閉めたその瞬間、不安と寂しさで涙があふれました。

娘が生まれてからの2日間は、主人と力を合わせて夜中も乗り切りました。

でも、主人が帰ってしまった今、生まれたばかりの娘と2人。

お産で疲れた体のまま、慣れない赤ちゃんのお世話で精一杯だったわたしは、しーんとした部屋でひとりシクシク泣いていました。

ふと娘に目をやると、小さな瞳でわたしを見つめています。

わたしはそんな娘の手のひらに、自分の人差し指を乗せました。

すると、涙を流すわたしを見ていた娘が、ぎゅっとわたしの人差し指を握ってきました。

「ママ、泣かないで。わたしも一緒にいるから。大丈夫だよ」

と言っているかのようでした。

誰もいなくなった部屋で、孤独と寂しさに押しつぶされそうになりましたが、そんな娘の姿を見て、

「泣いてる場合じゃない!がんばろう!」

と思えました。

それからも退院するまでは、両親が帰った後のガランとした部屋は、やっぱり少し寂しいなと感じました。

でも、そんな時は娘の手をぎゅっと握りしめて気持ちを落ち着かせました。

著者:NeNE-P

年齢:30代

子どもの年齢:1歳

音楽と英語に囲まれて楽しく子育て中。おてんば娘の笑顔がわたしの原動力!

現在、音楽クリエーター&フリーライターとして活動中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

関連記事リンク(外部サイト)

胎動が、お腹の中に人がいる事実が怖い。そんな私が出産、そして今
3時間どころか…1時間も寝ない!産前からの覚悟も折れた、眠る間もない連続授乳
「私には関係ない」はずが…マタニティブルーで涙が止まらなかった入院中

赤すぐnet みんなの体験記の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP