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所ジョージが語る遊びの極意「自分が面白ければ下手でもいい」

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 還暦を迎えてもやりたいことだらけの所ジョージ(60)。東京・世田谷の閑静な住宅街にひっそり佇む秘密基地、通称「世田谷ベース」が、所の仕事場兼遊び場だ。

 多彩な趣味を持つことで有名な所だが、その中でもやりたいことは次から次へと変わる。朝から晩まで戦車の模型を作っていたかと思えば、3か月後には自転車にハマり、注文した自転車が届く頃には新しいオートバイのことで頭がいっぱいになる。

「持続力がないから飽きちゃうの。自転車なんか毎日ワクワクして組み立ててたのに急に飽きちゃって、わざわざアメリカから買い集めたパーツも処分しちゃった。ゴルフだって、1週間前に約束したときはスンゴイやりたかったのに、当日には面倒くさくなってる」

 常に目の前にある“面白いこと”に全力投球。定年後に趣味が見つからずに苦労する人も多いが、どうすればこんなに次々と“楽しみ”を見つけられるのだろうか。

「うまくやろうとするから“自分には向いてない”とか“失敗したら恥ずかしい”と躊躇しちゃうんだけど、自分が面白ければ下手でもいいんだよ。料理なら、いきなり“今日の晩飯はオレに任せろ”と宣言して作っちゃう。それで“マズい”といわれて“ごめん”と頭下げる、それだけで面白いじゃん。そこにはドラマがあるんだよね。

 旅行も、効率よくスムーズに行くのが成功だと思ってる人が多くて“土産も並ばずに買えた”とか喜んでるけど、そんなのドラマがなくてつまんない。ただの散歩だって、急に雨に降られて、そのへんの軒先で“やまないよなー”と茫然とするだけでドラマがあるでしょ」

 一方で趣味は自分の楽しみのためだけではなく、家族のためになることを率先して行なうのも大事だと話す。

「働いてるお父さんは、家族には“家のことを何もしない”と低く見られてるでしょ。それを逆転するには、黙って毎日テーブルを拭くとか、家族が喜ぶことをしたほうがいいね。すると、“仕事をしてたときも家族のことを考えてくれてたのね”と見方がひっくり返る。

 第二の人生で蕎麦屋をやりたい人は、まず最初は家族のために蕎麦を作る。それがうまけりゃ、“お父さん、蕎麦屋でもやれば?”って向こうからいってくれるかもしれないじゃん」

 所自身も家族に対しては献身的だ。この日の朝も、家族が起きる前に自家菜園から青梗菜を山ほど採って、テーブルの上に置いてきたという。

「家族を喜ばせたいなら自分の格を下げなきゃダメ。オレなんか、やたら家族をホメるからね。コーヒー淹れてもらったら、“う~ん、ブラジルの香りがする”ぐらいのことはいいますよ。たとえインスタントだって、『アッツアツで最高!』っていえば喜ばれるでしょ? これは愛情とかじゃなくて義務なの。

 定年退職したお父さんは“これからは自由だ”と思うだろうけど、全部が自由になると足の踏み場がなくなってジャンプできない。義務に縛られてこそ、自由を感じられるんだよね」

◆所ジョージ(ところ・じょーじ):1955年1月26日生まれ。埼玉県出身。『所さんの目がテン!』(日本テレビ系、日曜7時~)、『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』(日本テレビ系、水曜19時56分~)など8本のレギュラー番組に出演する。CDアルバム『JAM CRACKER MUSIC 3』が発売中。

撮影■桑島智輝 取材・文■岡田仁志

※週刊ポスト2015年12月18日号


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