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154作品から選ばれた「リノベ」グランプリ作品は?

154作品から選ばれた2015年の「リノベ」、グランプリ作品とは?

今年で3回目となる「リノベーション・オブ・ザ・イヤー 2015」の授賞式が11月8日に開催され、「この1年を代表するリノベーション作品」が決定しました。グランプリや部門別最優秀賞などバラエティに富んだ各作品は、リノベーションの大きな可能性や魅力を感じさせてくれます。そんなリノベの最新傾向を探ってみました。
街の活性化までも実現させた作品がグランプリに

リノベーション・オブ・ザ・イヤー 2015とは、「リノベーションの楽しさ、魅力、可能性」を感じさせる作品を表彰する一般社団法人リノベーション住宅推進協議会主催のコンテストです。
リノベーションとは、建物が持つ本来の性能を向上させたり、価値を高めたりすること。「中古住宅を購入してリノベで自分らしい家に変えたい!」「魅力的なリノベ済み住宅が欲しい!」という消費者の方々のリノベーション住宅に対する期待は年々高まっているように思われます。
そうした意識の高まりからか、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー 2015」にエントリーされたのは154作品にも上り、多くの候補物件の中から、グランプリ1作品、部門別最優秀作品賞4作品、特別賞7作品が選ばれました。まず、グランプリと部門別最優秀作品賞の特徴を紹介します。

●総合グランプリ
こどもたちの駅前広場「ホシノタニ団地」 
株式会社ブルースタジオ

【画像1】こどもたちの駅前広場「ホシノタニ団地」(画像提供:株式会社ブルースタジオ)

【画像1】こどもたちの駅前広場「ホシノタニ団地」(画像提供:株式会社ブルースタジオ)

ホシノタニ団地があるのは小田急線座間駅。駅のすぐ隣という好立地にありながら、老朽化や耐震性の面から閉鎖されていた社宅2棟を、1LDKの賃貸住宅としてリノベーション。人が行き交う立地を活かすべく、広場には芝生の築山と貸し農園を、1階部分には公益施設(子育て支援施設、カフェ、コミュニティキッチン等)を設けて、住人以外も活用できる「駅前広場」としました。
新たなコミュニティをつくり出し、駅前に活気ある風景を取り戻すことで、座間の街全体の価値を高めている点が高く評価されました。

●部門別最優秀作品賞〈500万円未満部門〉
ノスタルジック秘密基地
株式会社シンプルハウス

【画像2】ノスタルジック秘密基地(画像提供:株式会社シンプルハウス)

【画像2】ノスタルジック秘密基地(画像提供:株式会社シンプルハウス)

大阪にある築35年のマンション。光の入らないダイニングを広がりのあるLDKにし、思春期の子どもたちに個室を設け、ナチュラルで懐かしさを感じさせる内装に仕上げました。長女の部屋に遊びにきたお友達から「秘密基地みたい」と評されたことから、この作品名になったとか。
費用を抑えつつ、明確な目的をシンプルに追求した点で評価された事例です。

●部門別最優秀作品賞〈800万円未満部門〉
守口の長屋〜まるで露天風呂〜
株式会社アートアンドクラフト

【画像3】守口の長屋〜まるで露天風呂〜(画像提供:株式会社アートアンドクラフト)

【画像3】守口の長屋〜まるで露天風呂〜(画像提供:株式会社アートアンドクラフト)

昔ながらの風景が広がる大阪府守口市に立つ長屋の賃貸住宅。長屋の雰囲気を極力壊さないよう、その古さから生じる趣を活かして再生。庭から出入りする浴室の開放感が新鮮だと、問い合わせが多数あったそう。
「ボロいのはNGだけど、古いのはOK」という、長屋暮らしが好きな人たちの意識や要望をうまくすくいあげている点が特に評価されました。

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